因幡国庁跡登録日:
宮ノ下小学校前を千古の歴史を瀬音にのせて袋川(国府川)が流れています。
その袋川(国府川)を渡り、中郷集落を通り抜けると広い田園地帯が開けてきます。
この一帯が奈良、平安、鎌倉の各時代を通し政治、経済、文化の中心として多くの建物のあった因幡国府の境域です。現在、盛土と植樹によって装いをととのえ、御影石で表示した7000平方メートルの敷地となっています。
昭和52年、わずか20数センチの地下から柱根を残した建物遺構が発見され、国庁の中心建物であることが確認されました。その主な遺構は整然と並んだ掘立柱建物跡(地面 に穴を掘って柱を立てた建物跡)があり、その建物は10棟あまり見つかっています。その中に庇(ひさし)付きの大きな建物は、国司(国庁に勤める役人)が政治をおこなっていた正殿跡と考えられています。
また、正殿の後ろには、国守(国司の長官)が仕事をする後殿がありました。
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国府町総合支所 地域振興課
電話番号:0857-30-8652
FAX番号:0857-27-3064
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