「鳥取方式」による保育園庭芝生化事業更新日:
鳥取市では「鳥取方式Ⓡ」による保育園庭芝生化事業に取組んでいます。
※[鳥取方式Ⓡ」は」特定非営利活動法人グリーンスポーツ鳥取が所有する登録商標です。
芝生化の目的と効果
子どもたちを取り巻く社会環境の変化は、子どもたちだけで自由に外で遊ぶ機会を奪い、自宅にこもって遊ぶ時間が増えることによって子どもの体力の低下や偏平足の子どもの増加、キレやすい子どもの増加などの問題が指摘されています。
本市では、子どもたちが1日のうち多くの時間を過ごす保育園の園庭を芝生化し、土踏まずの形成期である2歳から5歳までの間に、はだしで思いっきり遊べる環境を整えることによって、子どもたちの健全な成長を促し、子どもたちが元気になることを目的としてこの事業に取組んでいます。
また、保育園庭の緑化は、、子どもの情緒安定化を図る他にヒートアイランド対策、飛砂抑止などさまざまな効果があることから、全国で緑化・芝生化を実施する保育園・幼稚園が増えています。
1 外遊びの増加
子どもたちが進んで外で遊ぶようになり、元気な声であふれるようになったという声がたくさん寄せられています。
恐怖心がなくなり、はだしの感触が気持ちいいため外遊びの動作がダイナミックになり、全身を使って転げまわって遊ぶようになります。
2 安全性の向上
かけっこ遊びなどの際の転倒の際、芝生がクッションとなることから打撲・擦過傷が減少します。
3 快適性の向上
夏場の温度上昇が抑制されます。(真夏では地表温度が10度近く違っています)
4 砂塵の飛散・土の流出防止
園舎や近隣への砂埃の吹き込み、屋外活動時の砂埃の飛散、降雨時の土砂流出など周辺環境への悪影響が緩和・抑止されます。
5 排水性の向上
降雨時のぬかるみがないため園庭の活動制限期間が短縮できます。
6 美観による癒し
緑化による癒し効果が子どもたちの情操安定につながります。
実施方法
NPO法人グリーンスポーツ鳥取(代表:ニール スミス氏)の技術指導のもとで各保育園の保護者会の協力により園庭全面を芝生化しています。
1 市・・・事業経費の負担(原材料費、技術指導料、散水施設設置費等)
2 保護者会・・・芝植え作業、維持管理作業
・芝植え作業(6月):芝苗の植付作業(ポット苗、ロール芝苗)
・水遣り作業(通年):当番制で毎日の水遣り(スプリンクラー設置)
・芝刈り作業(年20回程度):自走式芝刈機による芝刈り作業
3 グリーンスポーツ鳥取・・・事業全体の監修、技術指導、施肥・オーバーシード作業
実施状況
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