地震から身を守るために登録日:
目次
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地震に関する情報 | 緊急地震速報 | 地震が起こったときの行動 | 事前の備え |
地震が起こったらどうなるか
地震による被害には、津波をはじめ、建物倒壊、火災の発生、土砂崩れ、液状化現象などがあります。
また、大きな地震があった地域では、引き続く地震活動で家屋などが倒壊したり、大雨が降った場合などには落石やがけ崩れなどの土砂災害が発生しやすくなりますので、揺れが収まった後も継続して注意する必要があります。
そのほか、発災初期には次のような事態が発生するものと考えられます。
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通話の集中や通信設備の被災などにより、電話やインターネットができなくなったり、つながりにくくなります。 | 建物がくずれたり、歩行者や自動車が集中し大渋滞で避難が困難になることが予想されます。郊外では土砂崩れなどによっても道路の寸断が発生します。 |
停電、都市ガスの停止、水道の断水が起こり、復旧まで時間がかかる場合があります (イラスト:首相官邸HP) |
地震火災について
大規模地震発生時には、火災が同時に多くの場所で発生するおそれがあるため、消防力が不足することで消火活動が困難な状態となり、住宅密集地などでは大規模な火災につながる危険性が高くなります。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、原因の特定された火災のうち過半数が電気に起因したものでした。
出典:経済産業省HP「感震ブレーカー普及啓発チラシ(2019年4月更新)」、消防庁HP「令和2年版 消防白書 【コラム】地震火災対策について」
また、地震に伴う停電が発生した場合、停電からの復旧後の再通電時に、地震のために破損していた屋内配線や電気製品から出火する「通電火災」が発生するおそれがあります。
地震火災の原因は、ガス、石油ストーブなどの暖房機器など様々です。
もしもの時のために住宅用の消火器を用意するなど、二重三重の火災予防対策を講じましょう。
地震に関する情報
突然襲ってくる地震から身を守るためには、地震に関する情報を理解し、迅速な避難(安全確保)及び日頃からの備えを行うことが重要です。
震度について
気象庁の震度階級は「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級となっています。
出典:気象庁HP「震度について」
※ 「気象庁震度階級関連解説表」は、ある震度が観測された場合、その周辺で実際にどのような現象や被害が発生するかを示すものです。
長周期地震動について
大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことを長周期地震動といいます。 長周期地震動により、高層ビルは大きく長時間揺れ続けることがあります。また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすい性質があり、 地震が発生した場所から数百kmはなれたところでも大きく長く揺れることがあります。 長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり・落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険があります。
長周期地震動階級について
長周期地震動階級とは、固有周期が 1 ~ 2 秒から 7 ~ 8 秒程度の揺れが生じる高層ビル内における、地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度から 4 つの段階に区分した揺れの大きさの指標です。
出典:気象庁HP「長周期地震動について」
参考:震度とマグニチュードはどう違うのですか?(気象庁HP)
震度は、ある場所での地震による揺れの強さをあらわし、マグニチュードは地震そのものの大きさ(規模)をあらわします。これは電球の明るさと周りの明るさとの関係によく似ています。電球の明るさをあらわす値がマグニチュード、電球から離れたある場所の明るさが震度に相当します。つまりマグニチュードが大きくても(電球が明るくても)震源から遠いところでは震度は小さく(暗く)なります。
緊急地震速報
緊急地震速報は、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り素早く知らせる情報のことです。
詳しくは、気象庁公式ホームページをご覧ください。 ➡ 気象庁HP「緊急地震速報について」 |
(イラスト:気象庁HP) |
この情報は、防災行政無線、「鳥取市防災アプリ」、「鳥取市防災ラジオ」、テレビ、ラジオ、携帯電話(緊急速報メール)等で入手できます。
各システムに関する情報は、以下をご覧ください。
➡ 防災行政無線 ➡ 鳥取市防災アプリ ➡ 鳥取市防災ラジオ ➡ 緊急速報メール
※緊急地震速報を発表してから強い揺れが到達するまでの時間は、数秒から長くても数十秒程度と極めて短く、震源に近いところでは速報が間に合いません。また、ごく短時間のデータだけを使った速報であることから、予測された震度に誤差を伴うなどの限界もあります。
発表基準
気象庁は、最大震度が5弱以上と予想された場合に、震度4以上が予想される地域を対象に緊急地震速報(警報)を発表します。
また、長周期地震動階級3以上を予想した場合でも緊急地震速報が発表されます。
発表基準 | 震度5弱以上を予想した場合 又は 長周期地震動階級3以上を予想した場合 |
発表地域 | 震度4以上を予想した地域 又は 長周期地震動階級3以上を予想した地域 |
地震が起こったときの行動
地震の揺れを感じた場合、あるいは緊急地震速報を見聞きした場合は、あわてずにまずは身の安全を確保してください。
そして、落ち着いて「鳥取市防災アプリ」や「鳥取市防災ラジオ」、テレビ、ラジオ、携帯電話やスマートフォンのワンセグなど、様々な手段を使って正確な情報の把握に努めましょう。
家庭で屋内にいるとき
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人が大勢いる施設(大規模店舗などの集客施設)にいるとき
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エレベーターに乗っているとき
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屋外にいるとき
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山やがけ付近にいるとき
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鉄道・バスに乗っているとき
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自動車運転中
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(イラスト:気象庁HP) |
地震に遭遇した時は
まずは、身の安全を確保した後、むやみに移動を開始しないことが基本!安全な場所にとどまることを考えましょう。
- 道路では余震で頭上から物が落下してきたり、道中に火災が起こっていたりするなど、数多くの危険が予想されますので、安全な場所からはむやみに移動しないようにしましょう。
- 発生3日程度は火災の発生や救助・救急活動優先のため、混乱状態が続きますので、まず身を守るために安全な場所にとどまることを考えましょう。
事前の備え
- 家具の転倒防止対策 …倒れた家具や割れた食器等で逃げ遅れる場合があります。(参考:消防庁「地震による家具の転倒を防ぐには」)
- 非常持出袋の準備 …準備されている方も、賞味期限など定期的に確認してください。。
- 緊急時の避難場所の確認 …家族と離ればなれになった時の集合場所もあらかじめ決めておいてください。
- 危険箇所の確認 …安全に避難するため避難経路の危険箇所を確認してください。
- 地震火災の対策 …日頃からストーブ等の暖房機器の周辺は整理整頓し、可燃物を近くに置かないようにしてください。
- 通電火災の対策 …地震の揺れを感知して自動で電気を遮断できる「感震ブレーカー」が効果的です。また、漏電遮断器が正常に動作するよう定期的な点検を心がけましょう。
このページに関するお問い合わせ先
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FAX番号:0857-20-3042