特集 歴史文化基本構想について
歴史と文化の薫りに満ちた活力あるまちづくりに向けて
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第二庁舎文化財課
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0857-20-3359
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0857-20-3050
本市では、昭和25年の国の文化財保護法施行以後、昭和30年の鳥取砂丘の国天然記念物指定など、特に学術的価値や公共性が高い文化財を「指定文化財」として、その保存に取り組んできました。
一方、昨年の文化財保護法の改定によって、指定文化財を単独で保護するだけでなく、関連性をもつ未指定の文化財も、地域文化の全体像を示すように保存・活用を行うことが重要であることが示されました。
そのため、本市では、平成30年度から約3年間をかけて、そのマスタープランにあたる「歴史文化基本構想」の策定に取り組んでいます。これは、「地域に存在する文化財を、指定・未指定にかかわらず幅広く捉えて、的確に把握し、文化財をその周辺環境まで含めて、総合的に保存・活用するための構想であり、地方公共団体が文化財保護行政を進めるための基本的な構想となるもの」(文化庁「歴史文化基本構想」策定技術指針)とされています。
今年度は、これまで蓄積された情報の整理や、未指定文化財の分布調査(石造物)、未調査の文化財の把握といった基礎的な作業を進めていますが、次年度以降は、市民へのアンケート調査や地域でのフィールドワーク、やまびこ館など博物館施設との共同調査などを計画しています。
地域の宝物である文化財を、みんなで守り、活用していきましょう!
歴史文化基本構想
平成19年10月
文化審議会 文化財分科会
企画調査会報告書より作成
歴史文化基本構想の策定
まちづくり行政など
住民などの参加を得ながら、長期的な視野で策定する文化財を周辺環境も含め総合的に保存・活用するための構想
連携
文化財行政
- 地域の有形・無形の文化財の調査
- 関連する有形・無形の文化財を一体として保存・活用
- 文化財の周辺環境の保護・整備
- 文化財を保存・活用するための体制整備
市町村基本構想
都市計画
景観計画
実行
期待される効果
- 多様な文化財の価値の顕在化による適切な保存・活用
- 文化の薫り高い空間の形成
- 地域のアイデンティティの確保
- 人々の交流の発生
- 住民の地域への理解、地域に対する誇りの向上
- 他の行政分野との連携の促進
史跡鳥取城跡擬宝珠橋復元工事竣工記念 鳥取城フォーラム2019開催のお知らせ
テーマ『職人が語る擬宝珠橋の復元』
日時:平成31年3月23日(土)
- (1)フォーラム
(定員250名・予約不要) - 10:00~12:00
会場:鳥取県立博物館講堂
- (2)現地説明会
- 13:00~14:00
会場:史跡鳥取城跡擬宝珠橋
- (3)山国隊凱旋行進
- 14:00~15:00
会場:擬宝珠橋~仁風閣周辺
- 【注意】
- (3)は、23日雨天時は、24日(日)10:30~11:30に順延
【関連イベント】
史跡鳥取城跡擬宝珠橋ライトアップ2019
- 日時:
- 平成31年3月22日(金)~4月上旬
(終了日は桜開花状況で前後します)
18時30分~21時30分
- 連絡先:
- 鳥取三十二万石お城まつり実行委員会
(一般社団法人鳥取市観光コンベンション協会内)
- 電話:
- 0857-26-0756