令和元年8月23日の市長定例記者会見録登録日:
令和元年8月23日午前10時00分から、市役所本庁舎3階市政記者室
会見項目
新本庁舎開庁に合わせ、鳥取市コールセンターを設置します!
~9月1日(日)午前9時から試行運営を開始、本運営は11月5日(火)から~
質問事項
はじめに
市長
はじめに、先月末より病気加療のため入院させていただいていましたので、そのことについて御報告申し上げたいと思います。
病名が上部直腸がんということで、先月28日に腹腔鏡下の切除術を受けて、加療のため入院していましたが、術後の経過もおおむね順調であり、体調が回復してきましたので、本日より公務に復帰させていただくこととなりました。まだ従前どおり100%ということには、なかなかそこまでは至っていませんが、体調維持管理に努めながら職務遂行に当たらせていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、来月2日、9月定例市議会が開会予定です。この9月議会では、色々な事業も予算化して上程させていただきたいと思っています。今、ホテルの進出で話題になっている旧砂丘荘、旧青年の家跡地の測量調査等、また、不動産鑑定に係る経費等もこの9月定例市議会の補正予算の中で上程させていただきたいと考えていますし、幼児教育の無償化に係る鳥取市独自の支援措置等についても、この9月定例市議会で予算化して議会の御審議をいただきたいと考えています。
また、ひきこもり支援体制を強化していくということで、ひきこもり生活支援センターに相談員を設置する経費も、この補正予算の中で具体的に計上していきたいと考えています。
また、ベトナム・ハノイ市との国際交流、経済交流等についても、覚書をこの4月に締結していますが、具体的に10月に経済視察団を派遣していきたいと思っていますので、こういった経費も補正予算の中で上げさせていただきたいと思います。
また、スマート農業ということで、次世代農業を推進していく、具体的には温泉熱等を利用したイチゴ栽培等をこれから鳥取市として取り組んでいきたいと思っていますので、この9月補正の中で上げていきたいと思います。
それから、洗井川のポンプ設置等についても、治水対策として9月補正で上げたいと思っています。
また、鳥取商工会議所青年部の皆さんと連携して、公共交通の維持確保をテーマとしてバスフェスタを開催する、こういったものも、この補正予算の中で上げていきたいと思っています。
そのほか、この9月定例会では、平成30年度の各会計の決算について御審議いただくことになっています。10月4日までの約1カ月間ですが、しっかりこの9月議会も対応したいと思っています。
具体的には、来週明けに議会運営委員会がございますので、こちらで補正予算、条例案件等、御説明させていただきたいと考えています。
また、新本庁舎整備についても、計画どおり順調に工事が進んでおり、今月末には完成すると考えていて、最後の仕上げの工事を今、鋭意進めていただいているところです。
今年の10月1日は、鳥取市が明治22年10月に、全国で36番目の市制を施行してから数えて130周年の大きな節目の年ですので、この市制施行130周年とあわせて、新本庁舎の完成記念式典を、新本庁舎6階の会議室スペースを活用して開催させていただきたいと思っています。
また、市民の皆さんに大変関心を持っていただいていますので、10月4日、5日の金曜日と土曜日になりますが、完成見学会を予定しています。これは事前申し込みの必要はなく、当日御参加いただければと思っていますので、この10月4日、5日にぜひ多くの皆さんに完成した新本庁舎をご覧いただきたいと思っています。
会見項目
1 山陰初!自治体コールセンター設置
新本庁舎開庁に合わせ、鳥取市コールセンターを設置します!
~9月1日(日)午前9時から試行運営を開始、本運営は11月5日(火)から~
市長
新本庁舎の開庁にあわせて、山陰地方の自治体では初となる、鳥取市コールセンターを設置させていただきます。本格運用は、新本庁舎が完成して、11月5日からとなりますが、9月1日から試行的な運営を開始させていただきたいと思っています。この9月1日には、委託先である鳥取市千代水2丁目35番地の八幡東栄ビル4階の鳥取市コールセンターフロアで運営開始にあわせた開所式を行いたいと考えています。
このコールセンターの役割ですが、市民の皆様から日々、色々なお問い合わせ等をいただいていて、職員が電話、あるいは窓口等で対応させていただいていますが、中には定型的なお問い合わせ等もあります。このような場合はこのコールセンターで対応させていただきたいと考えています。また、なかなか閉庁時等には対応できていないところがありますので、年中無休で、土日、祝祭日等を問わず、何かお尋ねがございましたらコールセンターで対応させていただくという体制にしていきたいと思っています。
従来どおり、より具体的なお答えが必要な部分については、職員が答えさせていただくことになりますが、このコールセンターで日々のお尋ね等に対応させていただくことにより市民サービスの向上に、市役所では事務効率の改善につながっていくと思っています。現在、FAQ等も想定して準備していますが、運営後、様々なお問い合わせ等も出てくると思いますので、しっかり見極め、見直しをしながら、このFAQの充実もこれから図っていきたいと考えています。
質問項目
2 深澤市長の入院・加療の経過について
桝井記者(山陰中央新報)
2期目を迎えられてから2回目の入院ということで、市民の方もかなり心配していらっしゃるようですが、こうやって入院されるようになったのを御自身でお気づきになられるところがあればお尋ねしたいのと、それと、体調のことはもうしばらく時間もかかると思いますが、一番大事な気力の部分はいかがかでしょうか。
市長
気づいた点がどうだったかということと、気力があるのかどうかということでしょうか。実は、入院前も、何か体力が落ちたなという感覚は少し、振り返ってみるとありました。これは加齢によるものや、少し疲労があるのかなという程度に考えていましたが、人間ドックの中で貧血の症状があり、どこか出血しているのではないかという所見が当日の担当医からあって、これは検査してみる必要があるということでした。気づきということになると、少しそういう感覚が、今から振り返ってみるとあったということであり、入院前は何か病気という感覚はあまり自分としてはなかったというのが正直なところです。今から思ってみると、そのあたりが少し病気のサインだったのかなと思い当たる節はあります。
また、気力ですが、術後直後にはやはり体力も非常に低下しますが、大体数日から1週間後ぐらいから、ほぼ従前の体調に戻ってきたという感覚はありますから、何かこの病気によって気力が衰えたとか低下したということは、自分自身はないと考えています。
桝井記者(山陰中央新報)
ちょっと勝手ながら予想するところですが、深澤市長は最初、市長になられたときには、大きなお仕事として、例えば庁舎の移転もありましたし、河原のごみ処理場のことがありましたが、どちらもうまい具合に着工となり、これは、ちょっと安心されたところがあって、色々体にも出たのかなと思っていますが、どうでしょうか。
市長
そのあたりはどういうふうに病気とつながりがあるのかわかりませんが、安心したというような感覚は、私には特にありません。懸案の大きな課題があったということは事実ですが、それが解決の方向に向かっていったということで、そこで何か安心したのではなく、御承知のように、今、地方行政には色々な課題がたくさんあります。そういったことに迅速、的確に対応していくことは、これは切れ目のないものですので、何か大きな懸案事項が片づいたから、それでということではないと私自身は考えています。
勝部記者(TSK)
今日の記者会見が30分程度ということは当然だとは思うのですが、今後、病気をされたことで公務をセーブされることになるのかということと、さらに、2回も入院されて、非常に大変な激務だと思うのですが、2期目を全うする自信があるのかどうかということをちょっとお聞かせください。
市長
公務をセーブするのかどうかということですが、基本的には従前どおりの公務をこなしていきたいと思っています。ただ、入院直後ということで、どうしても体力が低下しているという、そういう客観的な事実はありますので、体調をしっかり自分自身で把握しながら公務を遂行していくということになると思います。基本的にはセーブしていくということは考えていません。
ただ、冒頭申し上げましたように、100%元どおりに回復したという状況にはないと判断しなければならないと思いますので、そういったことを前提に公務に当たっていくことになろうかと思っています。
また、2回入院ということですが、これも一度に入院して治療すればよかったのですが、別々に病気がわかりましたので、これもやむを得なかったかなと思っています。2期目が全うできるのかということですが、基本的には2期目もしっかり、任期いっぱい務めさせていただかなければならないという気持ちは変わっていません。
齊尾記者(BSS)
お顔がだいぶシュッとしたように見えるのですが、入院前と、体重はどれぐらい減りましたか。
市長
だいたい三、四キロぐらいです。
齊尾記者(BSS)
何日間、入院されていましたか。
市長
7月27日からですから、ちょっと正確に数えていませんが、現在20数日間ぐらい入院しています。
今泉記者(時事通信)
100%元どおりではないというお話ですが、現状、何%ぐらいなのかなということと、復帰されて間もなくなので元どおりではないのか、あるいは御病気をされたので元どおりではないというか、前ほど元気ではないということでしょうか。今後、100%に持っていくために、例えば何か運動をされるとか食生活の見直しですとか、何か工夫されるところはありますでしょうか。
市長
そうですね、100%ではないというのは、一定の期間、入院をしていますので、どうしても従前の生活とは違い、特に歩く歩数といいますか、そういうことが格段に少なくなりますので、筋力が低下したり、体重も減少しています。それから病院食で、通常の生活とは違った状況がありますので、どうしても体力が少し落ちているということになろうかなと思いますが、日常生活をしたり公務を遂行するに当たって、それが何か支障になる程度かというと、そういう状況にはないと思っていますが、100%ではないということは事実だと思います。
復帰して間もないからなのか、あるいは病気によってそういう状況が続くのかといった御趣旨のお尋ねだったかと思いますが、両方あると思います。また、一方では、先ほど申し上げましたように、血液検査等でデータ的に悪かった部分を切除しましたので、改善してきたという実感は自分自身もありますし、よくなった部分もあると考えています。
何%かという数値で表すのは、なかなかこれは、自分自身もちょっと難しいのですが、ほぼ100%に近い状況までは回復しているという実感はあります。
松岡記者(NKT)
今後、例えば通院ですとかお薬ですとか、今後の治療だったり体調面というのは、医師からはどのように聞かれていますか。
市長
そうですね、実はもう一回、ちょっと小腸を閉じるような手術が10月ぐらいに必要だということで、これは長くても1週間か10日ぐらいです。それから、やはり病名が悪性のがんということですから、恐らく数カ月か、そういうサイクルで経過を観察していくことは今後必要だと考えていますので、完璧に通院等が必要ないという状況には、残念ながら今すぐにはならないと考えています。
中村記者(読売新聞)
10月の議会後に、また治療されると。
市長
そうですね、今のところ、そのような考えでいます。
中村記者(読売新聞)
どういう治療ということになるのでしょうか。今おっしゃられる範囲で結構ですが。
市長
大腸を切除してつないでいますから、それが完全につながるということを見きわめて、今は一時的に小腸のほうへ引っ張り出していますから、そこをまたつなげるという手術が必要になると考えています。
中村記者(読売新聞)
そうすると、再び何か腫瘍の摘出とか、そういうことではなくて、先だっての手術をさらにフォローするという。
市長
ええ、フォローするような内容のものです。
勝部記者(TSK)
要するに、ケアするための手術という感じですね。
市長
そうですね。
勝部記者(TSK)
今回の治療の一環ということですね。
市長
ええ。主治医から悪いところは全部取ったと聞いていますので。それから、PET/CTとかMRIとかCTとか、色々な検査を受けて、何かほかに悪いところは所見としてはないと聞いていますので、そこで完治していきたいと思っています。
中村記者(読売新聞)
今、小腸でカバーしている消化器系の部分を、もう一度つなげ直すというか。
市長
つなげるというか、縫い合わせるというものだと思います。
今泉記者(時事通信)
鳥取市では、がん検診を受けるようにということで、取り組みを進めているところだと思うのですが、御自身が実際はがんだったということで、今後、例えば市民の皆さんに対して何かございますか。
市長
私も毎年、人間ドックを受けさせていただいていて、ちょっとよくないデータ等があれば、その都度治療といいますか、させていただいていますので、色々な疾病は、早期であれば治癒する確率も高く、特にがん検診等は市民の皆さんにも積極的に受診していただきたいと思っています。引き続き鳥取市としても受診率を高めていくよう、しっかり取り組んでいきたいと思います。
中村記者(読売新聞)
今日復帰ということで、今日一番の、最初にされた公務というのは何ですか。その後、定例会見ということになると思うのですが。
市長
定例会見の打ち合わせのようなことを簡単にやりましたし、議会にも少し行ったりということも、それが公務という位置づけになるのかわかりませんが、8時45分ぐらいから出勤して、色々なことを今やらせていただいています。
中村記者(読売新聞)
この後の御予定はどうなっているのですか。
市長
これから色々な内部決裁とか、それから東部広域にも行きますし、廃棄物の審議会ですかね、諮問と、それから委員さんの委嘱など、色々なことがこれからまだずっと予定があります。
3 松江市長が刑事告訴を受けた件について
勝部記者(TSK)
鳥取市政からちょっと離れた質問になってしまうのですが、松江市の松浦市長が選挙期間中の応援演説の内容をめぐって刑事告訴を受けたということですが、これに対する、率直な所感と、その応援演説の内容について今回告訴を受けたということに関して、どのようにお考えなのかということをお願いします。
市長
私も新聞報道等で承知している範囲で、具体的にどういう言い回しで応援演説等の発言をされたのかというところまでは把握していませんが、一般論として、選挙等では、時にはそういう少しエスカレートした論調での応援演説もあるのかなと思っているところです。何か事実に基づかないような内容であれば、それはちょっといかがなものかと思っていますが、私もそのあたりを、松浦市長がどういう表現で、どういう演説をされたか承知していませんので、具体的には申しわけありませんが、お答えがちょっとできかねると考えています。
4 9月補正予算について
今泉記者(時事通信)
9月補正ですが、大体総額いくらぐらいになりますか。
市長
一般会計で5億5,000万余ぐらいです。
5 日韓関係の悪化について
勝部記者(TSK)
昨日、日韓の間でGSOMIAの自動延長が破棄され、地方自治体間、地域間の交流というものにさらに悪影響を及ぼすのではないかというふうに思うのですが、鳥取市としては、韓国と姉妹都市提携をされていますが、今後どのように対処していくことになりますか。
市長
両国間では少しぎくしゃくした状況がずっと続いていて、昨日もGSOMIAを延長しないという通告があり、そういった状況がありますが、地方で、あるいは民間での交流ということの大切さ、重要さは、私は変わらないと考えています。ただ、進め方については、しっかり状況を見きわめながら、適切に取り組んでいくことが肝要ではないかと思っています。具体的には、韓国は清州市と平成2年8月に姉妹都市提携をして、色々な分野で現在まで交流を続けてきたという歴史もありますので、今一度そういったこれまでの経過、交流の経過も大切にして、状況を見きわめながら、鳥取市としても引き続き交流ができるように取り組んでいきたいと思っています。
中村記者(読売新聞)
鳥取市からは、特に清州との間の関係について、見直しであるとか、そういうお考えは今のところないということでよろしいですか。
市長
そうですね、情勢を見きわめながらということになろうかと思っています。
6 鳥取市コールセンターについて
小畑記者(中国新聞)
これは、業者に委託をされるということなのか、運営の形について教えていただきたいのと、山陰初ということですが、これは中国地方とか全国的には、何か前例のようなものがあるのでしょうか。
市長
まず、業者に委託させていただきたいと考えています。株式会社アイネットサポート鳥取に委託させていただくことになっていて、全国的にも既にこういったコールセンターを設置、導入している自治体もあります。倉敷市や広島市等、既にそういう先進事例もいくつかございますので、そういったところも参考にさせていただきながら、このたび設置させていただくことになりました。
小畑記者(中国新聞)
予算的な手当てというのは、もう既にされているところですね。
市長
はい、しています。新本庁舎の開庁にあわせてというのがあり、以前から研究調査を行ってきたところです。このたび試行して、11月5日から本格運用ということで、新本庁舎の開庁にあわせた取り組みの一つということです。
小畑記者(中国新聞)
それは当初予算ですか。
市民総合相談課長
去年です。
小畑記者(中国新聞)
去年のいつごろの補正ですか。
市民総合相談課長
去年の12月補正で債務負担を補正計上させていただいて、現年度当初予算も含めて予算化しています。
市長
債務負担ですね。だから、昨年度から予算化としては上げさせていただいています。
小畑記者(中国新聞)
事業費というと、いくらぐらいですか。
市長
全体ですか。
小畑記者(中国新聞)
コールセンターということで。
市長
ではまた後で、最初の分の設定の部分と、それから平年度ベースでどれぐらいの経費かというのをお知らせをさせていただきたいと思います。
市民総合相談課
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