特別天然記念物コウノトリの人工巣塔への営巣について登録日： 2020年4月17日

【概要】

昨年、鳥取市西部で営巣し、4羽のヒナを巣立ちさせた、国の特別天然記念物コウノトリ（オス：J0125、メス：J0123）が、鳥取市気高町日光に設置された人工巣塔（個人設置）に営巣を開始しました。今後産卵、孵化・ヒナの巣立ち等繁殖に支障をきたさないよう、保護のために必要な情報を提供します。

 【営巣場所】

　　鳥取市気高町日光地内

 【現在の状況】

　人工巣塔に、J0125オス・J013メスが営巣している。今後産卵することも十分考えられる状況。

 【対応状況】

　人工巣塔の所有者、所在地の区長、兵庫県立コウノトリの郷公園、鳥取県（文化財課・緑豊かな自然課）と対応を協議。当面、静かに見守るための集落内で観察可能な動線を整理し、コウノトリ保護のための説明板・案内板を設置した。

 【今後の対応】

・保護のため、コウノトリの状況を静かに見守る。

・観察や見学がコウノトリや集落の活動に影響を与えないよう、必要な情報提供等を行う。

・産卵・孵化が確認された場合、足環の取付等の対応を行う。

 【コウノトリ保護のためのお願い】

1. コウノトリの観察は、コウノトリを刺激しないようにこちらからは近寄らず、150m以上（自動車の中からでは100m以上）離れて静かに見守ってください。
2. 地域の方に迷惑をかけないようお願いします。無断で私有地や農地に立ち入らないよう、また農作業や集落の生活の邪魔にならないようご配慮ください。
3. 繁殖期間（2～7月）は、繁殖の失敗につながりますので、巣に近づかないようにしてください。やむを得ず近くを通る時は近くを通る時は、立ち止まらずに通り過ぎるようにしてください。撮影のために長時間カメラを向けることもご遠慮ください。
4. 野生のコウノトリにエサを与えないでください。
5. 新型コロナウィルス感染予防とあわせ、集団での観察や長時間の滞留は控えてください。

 【連絡先等】