ワーケーション場所に求めること(上位5項目)
※令和3年度鳥取市実施調査

ワーケーションとは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語です。
旅先や休暇先など、普段の職場と違う場所で働きながら、休暇取得などを行う新しい働き方です。仕事の生産性向上と心身の健康増進が両立できると注目を集めています。
鳥取市が、ワーケーションに興味・関心がある人に独自に行ったアンケート結果によると、ワーケーションする場所には、おいしい食事、通信環境の良さ、過ごしやすい気候や豊かな自然などが求められていることがわかりました(下記グラフ参照)。
※令和3年度鳥取市実施調査
働き手が職場や自宅を離れ、仕事をしながら余暇も過ごせる、場所にとらわれない柔軟な働き方、それが「ワーケーション」です。鳥取市は、本市に興味を持ち訪れてもらう、さらに、短期滞在やボランティアなどさまざまな形で継続して地域と関わる人(関係人口)を増やす取り組みとして、「ワーケーション」を進めています。
市外のみなさんだけでなく、市民のみなさんも使用できるワーケーション施設をご紹介します。
今年で開館50周年を迎える鹿野町の温泉旅館「山紫苑」では、今年4月に館内をワーケーション、テレワークができるように改装しました。このフロアは、宿泊者以外も利用することができ、新館1階ロビーに会議室と、個人用の作業ブース、新館2階には自由に使えるカウンターテーブルがあり、作業や会議、打ち合わせなどに利用できます。いずれのスペースにも電源やWi - Fiが完備されており、城下町の町並みや山紫苑の天然温泉を楽しみ、リフレッシュしながら集中して仕事ができる環境が整っています。
YouTubeチャンネル「鳥取市企業立地・支援課」や、メンバーの特技を生かした鳥取市の魅力発信動画チーム「鳥取市役所特命係」では、本市で働くことや、魅力を動画でご紹介しています。
今年5月に鳥取砂丘西側エリアにSANDBOX TOTTORIがオープンしました。本市の観光地として知名度が高い鳥取砂丘を一望できるロケーションに立地し、2階建ての建物では、カフェや観光案内のほか、市民、観光客、仕事などで訪れる人がそれぞれの目的にあった過ごし方ができるようスペースが工夫されています。個室ブースやウェブ会議設備を備えたスペースなどがあり、ワーケーションにも適した環境です。今後、鳥取砂丘を活用した新ビジネスの創出、魅力となるビジネスの拠点としての役割も期待されます。
JR鳥取駅から徒歩でおよそ5分の位置にある宿泊施設、ドロップイン鳥取の1階ラウンジには、電源・Wi - Fi完備のカフェが併設され、パソコンやスマートフォンなどを使った仕事に最適な環境が整っています。
昨年11月に鳥取大学から3分の位置にオープンしたコワーキングスペース。大学生の利用が多く、県内外の企業・団体と学生が交流できる場のひとつにもなっています。
地域連携DMO・商工団体・行政が主体となり、本年4月に設立した「とっとりワーケーションネットワーク協議会」では、関係団体が一体となった取り組みを進めています。今回紙面でご紹介した施設の詳しい情報は、協議会のウェブサイトにてご紹介しています。