令和5年度第5回佐治地域振興会議(先進地視察)登録日:
令和5年度 第5回佐治地域振興会議 が下記のとおり開催されました。
日時:令和5年11月16日(木)午前10時30分~
場所:神河町役場 センター長谷、村営ふれあいマーケット長谷店
[出席委員]9名
小谷繁喜、田中早雄、岸田みち代、谷口輝男、下石聡子、無替幸夫、田中精夫、中家孝、小林憲二
[事務局]3名
下田支所長、下石副支所長兼地域振興課長、倉持地域振興課課長補佐
[日程]
1.開会
2.あいさつ
3.視察
(1)神河町の紹介 【神河町ひと・まち・みらい課 石橋課長】
(2)長谷地区の住民による「まちづくり・地域活性化」に向けた取り組み
【長谷地区の振興を考える会会長・(株)長谷 代表取締役社長 立垣 昇氏】
(3)EVカーシェアリング【神河町ひと・まち・みらい課 浦上主事】
4.視察終了
5.協議事項(佐治町総合支所へ帰着後)
6.閉会
[議事概要]
3.視察
(1)神河町の紹介 【神河町ひと・まち・みらい課 石橋課長】
(2)長谷地区の住民による「まちづくり・地域活性化」に向けた取り組み
【長谷地区の振興を考える会会長・(株)長谷 代表取締役社長 立垣 昇氏】
・長谷地区は9集落、約300世帯、高齢化率48.6%
・役員は2年任期。担い手が減少している。
・関西電力から長谷地区へ振興協力金が出ている。
・1世帯1万円、合計316万円を出資して(株)長谷を設立。(実際には振興協力金から出している)
・その後、1世帯当たり2万円増資し、941万円の資本金とした。
・(株)長谷の賃金は兵庫県の最低賃金(1,001円)で対応。
・マーケットとGSの店長は固定給、社保は店長のみ。
・GSは2名、マーケット長谷店・川上店は6名、センター長谷1名(町から派遣の集落支援員)
・平成27年度から集落支援員1名を神河町から派遣。(交付税対象 年間350万円)
・マーケットの累積赤字は約3000万円、振興協力金で補填してきたが、協力金もいつまでも出るわけではない。店舗利用者も減少傾向。
・公共施設の管理業務を受託し、収入源としている。(センター長谷の証明書発行等の業務、駐車場の管理、公園の草刈り等)
・マーケットは電源立地交付金でトイレ等を増設。
・年2回生活必需品の注文販売、クリスマス、節分等の時期は地元の会社からも注文を取っている。
・年1回ふれあい喫茶、ワンコインレストランを開催、120人から150人が参加。最近はコロナ過で開催出来なかった。また、準備は集落の持ち回りで行ってきたが、集落によってはスタッフが揃わなくなっているため、各集落から手伝いに出るなど対応。
・長谷駅は利用客の減少により通過する車両が多くなっていたが、JRへ働きかけ停車してもらえるようになった。毎月、利用運動を行っている。
(3)EVカーシェアリング【神河町ひと・まち・みらい課 浦上主事】。
・令和5年7月から寺前駅前(観光センター隣り)に日産リーフ、村営ふれあいマーケット長谷店に日産サクラを配備して運用。
・リーフ 月額124,300円
・サクラ 月額102,300円
・リーフは公用車としての利用がメイン。サクラは公用車利用は少なく観光メイン。
・利用者のメリット・・・充電料金はかからない。レンタカーより安価。
・公用以外の利用は、ほぼ町外者。観光、宿泊先への移動等
・利用はまだ少ない。PR不足と、事前登録が必要なので高齢者にはハードルが高いと思われる。
・県補助金1/2、播但線利用促進補助事業
村営ふれあいマーケット長谷店、ガソリンスタンド
EVカーシェアリング(隣接する駐車場に、日産サクラを配備)
以上、午後2時視察終了。
5.協議事項(佐治町総合支所へ帰着後)午後4時開始
【事務局】八芳園、長谷氏からの寄附金の使途について、事前にとったアンケートをまとめた資料を説明。
【委員】基金を作ってはどうか。
【事務局】基金を作るのは、条例の制定等必要となりハードルが高くなります。
【委員】ハード的なものよりソフト的なものに使用できないか。災害に強い地域づくりのためのソフト事業が出来ればよいと思う。
【委員】今回の議題は1月中に成案して意見書を出したい。次回までに意見書案を作成して協議したい。
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