独立行政法人　国際協力機構（JICA）が発行するジェンダーボンド（サスティナビリティボンド）への投資について登録日： 2024年12月16日

　鳥取市は基金運用を通じた社会貢献と、国連が定めた持続可能な開発目標（SDGs）達成への取組として、独立行政法人国際協力機構（以下JICA）が発行するジェンダーボンド（サスティナビリティボンド）へ投資を実施しました。

　JICAは日本の政府開発援助（ODA）を一元的に行う実施機関として、開発途上国の社会経済発展のため各種事業を実施しており、開発途上国のジェンダー平等と女性のエンパワメント持続可能な発展における重要課題と位置づけ、その推進にも取り組んでいます。

　新型コロナウイルス感染拡大やその後の経済混乱により、特に発途上国における女性の雇用や教育機会の逸失、女性に対する家庭内暴力の増加など、ジェンダーに係る課題が浮き彫りとなりました。ジェンダーボンドは、この依然として残るジェンダーに係る課題に対する取組を一層強化するために発行されました。

　ジェンダーボンドで調達された資金は、JICAが実施する、有償資金協力・無償資金協力・技術協力の主要3事業の、有償資金協力事業（新規および実施中）のうち、国際的なジェンダー事業分類基準（石炭火力発電関連事業を除く）に合致する事業に活用されます。

　　・ジェンダー平等・女性のエンパワメントを主目的とする事業

　　・ジェンダー平等・女性のエンパワメント推進に資するコンパーネントを組み込んでいる事業

　これからも、鳥取市はその公共性・公益性に鑑み、持続可能な社会の形成に向けた社会的責任を果たしてまいります。