鳥取市

令和7年1月6日市長年頭記者会見録登録日:

令和7年1月6日午前9時30分から、麒麟Square2階 多目的室1

令和7年1月6市長年頭記者会見

 

新年を迎えて

質問項目

1 今年、特に力を入れたい事業について

 

 

新年を迎えて

 

市長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。

 年末年始、非常に穏やかな天候だったと思います。特に元日は晴れて、大変天候のいい中での年明けとなりました。市政記者の皆様には、輝かしい新春をお迎えになられたことと心よりお喜び申し上げます。

 昨年、改めて思い起こすと、年明けに能登半島で大変大きな地震があり、被災地での支援活動等、また、8月の日向灘沖の地震では初めて、南海トラフ地震の臨時情報が発出されて少し緊張感があり、こういったことをもとに、市民の皆さんに改めて注意喚起もさせていただいたところです。

 また、一昨年の8月の台風第7号の被害による復旧・復興にも、昨年は年間を通じて取り組み、災害対応を中心に取り組んできたように思う一方で、市政の諸課題にしっかりと向き合い、課題解決に向けて、また事業の前進・推進に向けて取り組んだ一年であったと考えています。

 新しい年となり、4月13日には大阪・関西万博が開幕します。これに伴いインバウンドの呼び込み、あるいは国内外からたくさんの方にこの鳥取市にお越しいただき、にぎわいの創出につなげていきたいと考えています。数年間続いた未曽有のパンデミックである新型コロナウイルス感染症も終息に向かい、ようやくこの数年来のコロナ禍の中から、コロナ禍前の日常が戻ってきた状況にあると考えており、まさにこれからであると思いを新たにしています。

 また、7月23日から8月20日、令和7年度の全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイが中国5県で開催されます。鳥取市は、相撲と、八頭町さんとの共同開催になりますが、ホッケーの会場になります。こういったこともにぎわいの創出につなげていきたいと考えています。また、姉妹都市関係においては、平成7年に姉妹都市提携した岩国市とは30周年、また平成17年に提携した郡山市とは20周年と大きな節目の年ですので、こういった節目の年にさらなる交流を願って事業、計画をこれから進めていきたいと考えていす。にぎわい創出に、こういったこともつなげていきたいと考えています。

 また、鳥取駅周辺の再生についても、さらに具体的にこの事業の内容を深めていきたいと考えていますし、また、脱炭素先行地域に指定いただいた取組についても、新しい推進組織を立ち上げましたので、こういった組織を中心に、提案した内容に基づいてこの事業も全国に先駆けて進めていきたいと考えています。

 また、今年は2025年ということで、以前から2025年問題があります。これは申し上げるまでもなく、団塊の世代の皆さんが75歳以上に到達し、後期高齢者の人口が一挙に増えていく、そのときに医療や介護、福祉や生活など、こういったことを日本の社会でどのように支え合っていくのかという問題でしたが、まさにその2025年ですので、こういった2025年問題もしっかりと踏まえて、鳥取市として地域共生社会の実現を目指して、さらに取組を進めていきたいと考えています。

 また、今年は、次期の第12次総合計画と、第3期創生総合戦略を策定していく年になります。総合計画については、基本構想が10年間の構想で、議会で議決いただく議決案件となりますが、この10年、また創生総合戦略の5年、10年、またその先をしっかりと見据え、鳥取市の将来をイメージしながら、こういった計画、戦略を本格的に策定していく年になります。この5年、10年先、非常に鳥取市にとっても我が国全体においても大変重要な時期、期間になろうかと思っていますので、多くの市民の皆さんの御意見や御提言もいただきながら、それをこの2つの戦略と計画に反映させていきたいと考えています。

 国内外の情勢が大変大きく変わってきていますし、これからもさらにまた変わっていく、どのように変わっていくのかなかなか予見しづらい状況に、今あるのではないかと思いますが、市政のかじ取りもそういった中でしっかりと日々色々な想像力を働かせながら、どういう方向に世界が動いていくのか、日本が動いていこうとしているのか、地方の立場からしっかりと見極めながら取り組んでいく、かじ取りをしていくことが今まで以上に求められる年になるのではないかと思っていますので、市役所一丸となって、また市民の皆さんと一緒になって、鳥取市がさらに明るい将来に向かって前進していく、そのような年にしていきたいと考えていますので、今年もどうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

 最後に、市政記者の皆さんの今後ますますの御活躍と御健勝、そして、この2025年、令和7年が皆様方にとりましてすばらしい年となりますことを心より祈念申し上げて、年頭の御挨拶に代えさせていただきます。

 

質問項目

 

1 今年、特に力を入れたい事業について

 

白石記者(共同通信)

 今年、こういうことをやりたいと、万博だったりコロナ禍からの再生だったり、色々なことが出たと思うのですが、今年特に力を入れたい事業などがありましたらお願いします。

 

市長

 全て力を入れていくことになろうかと思いますが、あえて申し上げると、先ほど触れたように、駅周辺の再生事業、これは大変大きな事業で、50年先を見据えた事業ですし、鳥取市だけでできる事業ではありません。民間の皆さん、経済界の皆さんの御理解をいただきながら進めていくことですし、また、民間事業者の皆さんの御参画をいただきながら進めていくことになりますので、さらにしっかりと、具体的に進めていけるように取り組んでいきたいと思います。また、人口減少、少子高齢化が進んでいく、その中で我々一人一人が住み慣れた地域で安心して心豊かに暮らしていける、そのような地域社会を構築していくことが引き続き求められていると思っていますし、折しも2025年問題のまさにその2025年に我々は今いるわけですので、この地域共生社会の実現を目指した取組、これは様々な福祉の分野をはじめ、色々な分野にまたがる取組になろうかと思いますが、その取組をこれからさらに進めていくことも、この令和7年の中で非常に優先度の高い、取り組んでいくべき事業の一つとして挙げる必要があると考えています。

 また、鳥取城跡の取組も、石垣の修復等を含めると、数十年かけて今取り組んできているところですが、年末に渡櫓門の囲いが取れて3月中には竣工予定です。今、この取組が少し、9年ぐらいでしょうか、押してきていますので、第2期に位置づけている三階櫓の復元整備についても、具体的な調査等を含めてこれから進めていきたい、そのような令和7年になろうかと思っています。

 それから、冒頭申し上げたように、コロナ禍前の日常が戻ってきた、そのような令和7年ですので、さらに積極的に色々な施策を展開していくことと、それから、そういったことを次期総合計画や総合戦略に位置づけていくことも、今年の大きな取組の一つになろうかと考えています。

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