鳥取市

令和7年7月4日市長定例記者会見録更新日:

令和7年7月4日午前10時から、麒麟Square2階 多目的室1

令和7年7月4市長定例記者会見

 

 

はじめに

会見項目

1 鳥取砂丘周辺二次交通対策に向けた実証事業について

資料1(PDF/311KB)

2 民間スイミングスクールを活用した学校水泳授業にモデル的に取り組みます

資料2(PDF/126KB)

3 「鳥取市認知症フォーラム2025」の開催について

資料3(PDF/454KB)

質問項目

4 鳥取砂丘東西周遊タクシー実証事業について

5 民間スイミングスクールを活用した学校水泳授業について

6 鳥取砂丘周辺二次交通対策に向けた実証事業について

7 路線価について

8 鳥取市長選について

 

 

はじめに

 

市長

 会見項目に入る前に、熱中症予防の注意喚起について触れさせていただきます。

 今年は梅雨明けが例年に比べて早く、先週6月27日金曜日に梅雨明けし、私も6月中の梅雨明けはあまり記憶にないのですが、平年が7月19日だったですかね、ですから22日ぐらい早い梅雨明けで、連日厳しい暑さが続いています。ぜひエアコンを適切に使用していただき、小まめな水分や塩分の補給、無理のない行動を心がけていただきたいと思います。また、御家族や御近所の方などで声をかけ合うことで体調の変化などに気づき合い、熱中症の予防につなげていただきたいと思っています。

 鳥取市では、今年度も引き続き、市内の公共施設や協力店舗など、合計190か所をクールシェルターとして開放して、どなたでも自由に立ち寄って休憩いただける体制を整えています。外出された際は、我慢せずに遠慮なくこういったクールシェルターを御利用いただきたいと思っています。

 気象庁が6月24日に発表した情報によると、全国的に向こう3か月の気温は平年より高い見込みとなっていますので、ぜひ熱中症予防に努めていただきますよう改めてお願いします。

 また、高齢者の方の住宅内での熱中症対策として、温度計つきのチラシを製作し、民生委員の皆さんより順次配布していただく予定としています。また、各地域の包括支援センターを通じて熱中症のリスクが心配される高齢者等に温湿度計を配付します。また、ミストによる熱中症予防で、保健総務課のほうでミストファン3台を所有していますので、これを市主催イベントを中心に貸し出します。また、風紋広場、きなんせ広場ではミストシャワーが設置されていますし、バード・ハットにもミストやミストファン、また、砂丘のビジターセンターの建物の近くにもミストファンが設置されています。改めて注意喚起ということでお願いしたいと思います。

 

会見項目

 

1 鳥取砂丘周辺二次交通対策に向けた実証事業について

 

市長

 この実証事業は2つあります。まず観光シェアサイクルの実証事業について、近年、豊かな自然の中で周遊観光を楽しむサイクルツーリズムの機運が高まっていて、鳥取市でも電動自転車を活用した観光を推進するため、これは県内初となる、アプリを使っていつでも利用や返却が可能なシェアサイクルの導入を見据えた実証事業を行います。観光二次交通の充実を図り、鳥取砂丘、また中心市街地などの周遊性の向上を目指します。

 この実証事業の期間は、来月8月1日金曜日より11月30日日曜日までです。自転車の台数は計18台、電動アシスト自転車で、通常タイプのものとスポーツタイプのもの、2種類用意しています。

 料金は、通常タイプが、最初の30分が150円で、15分ごとにプラス110円、上限は12時間までで1,800円です。それからスポーツタイプのほうは少し高くて最初の30分が200円で、15分ごとにプラス150円、上限12時間までで2,400円です。通常タイプは短距離移動向き、スポーツタイプは中長距離移動向きです。

 サイクルポートは、鳥取駅北口など市内5か所と、株式会社トリベイさんの吉方温泉のガソリンスタンドの、合計6か所です。利用方法は、専用のHELLO CYCLINGのほか、PayPay、またLINEアプリからも利用していただけます。

 実施開始の8月1日金曜日には、メディアの皆さん、また関係団体の皆さん向けの説明会を行う予定としています。

 次に、2つ目の実証事業の取組である、鳥取砂丘東西周遊タクシー実証事業について、鳥取砂丘の東西を結ぶ新たな移動手段としての可能性を検証するために、運転手を含めて10人乗りのジャンボタクシーを約30分間隔で定時運行し、観光二次交通の充実と鳥取砂丘周辺の周遊性の向上を目指す実証事業を行います。

 運行期間は、8月1日金曜日から10月26日までで、8月は毎日運行し、9月・10月は土日祝日のみの運行とさせていただきます。

 停留場所は、ヤマタ鳥取砂丘ステイション、SANDBOX TOTTORI、砂丘会館、砂丘センター見晴らしの丘の4か所で、運行ルートはヤマタ鳥取砂丘ステイションから、この停留所を回って戻ってくる、所要時間約23分の運行ルートです。

 料金は、1回乗車当たり、大人13歳以上の方が300円、12歳以下の方が100円で、6歳以下の方は無料です。現金、クレジットカードで決済いただけます。

 この実証事業を行い、結果を検証して二次交通の充実を図り、また、鳥取砂丘東西の移動手段としての可能性を検証していきたいと考えています。

 

2 民間スイミングスクールを活用した学校水泳授業にモデル的に取り組みます

 

市長

 本市では、将来、学校の水泳授業を行うプール施設がどうあるべきか研究を進めていくため、昨年、鳥取市立学校プール施設のあり方に関する検討委員会を設置して検討を進めています。その中で、民間スイミングスクールへの一部移行も視野に入れて検証を行うよう、昨年度のこの検討委員会の中間まとめの中で御提案をいただきました。

 学校プール施設は、近年、全国的に見ても課題を抱えていて、これは一つには老朽化が進んでいること、近年、気象変動が著しいこと、また、施設の維持管理になかなかコストがかかるなど、色々な課題があり、既に民間スイミングスクールでの水泳授業を導入されている自治体もあります。

 この民間スイミングスクールの最大の特徴は、屋内プールであり、室温や水温が調節でき、季節を問わず、また天候にも左右されず、年間を通して利用できることです。このたび本市でも富桑小学校、用瀬小学校、福部未来学園、この3校でモデル事業を展開し、来年以降の事業拡大も検討していくこととしています。

 通常、今まで学校での水泳授業は6月から7月の間に実施していますが、このモデル事業は夏休み明けより開始します。民間スイミングスクールと学校との移動は、施設所有のバスまたは貸切りバスを利用し、移動時間は、ほかの授業との関係上、15分以内を目安としています。実技指導は民間スイミングスクールのインストラクターに行っていただき、教職員は補助や監視を行います。なお、モデル事業の開始までに、取材いただける学校を選定して、別途、資料提供させていただきます。

 今年度末には、鳥取市学校プール施設のあり方に関する基本方針を定めることとしています。

 

3 「鳥取市認知症フォーラム2025」の開催について

 

市長

 鳥取市では今年度、鳥取市認知症施策推進計画がスタートしました。この計画では、認知症御本人の声を聞き、認知症になってからも自分らしく暮らし続けることができるまち、これを目指す姿に掲げて、その実現に向けて取り組んでいます。

 今回開催するフォーラムは、この取組の一環として、市民の皆様をはじめ、様々なお立場の方に認知症に対する正しい知識を持っていただき、理解を高めていただくことを目的として開催するものです。主催は鳥取市と鳥取県東部医師会の共催で、後援は、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、新温泉町、香美町ということで、麒麟のまち圏域で共同して取り組みます。日時は8月7日木曜日、14時から16時までで、場所は鳥取市民会館大ホールです。講師として、あきたオレンジ大使、秋田県のオレンジ大使の神原繁行さん、そして横手興生病院のリハビリテーション室長の佐藤昌子さんをお招きして講演いただき、座談会を開催します。定員は300人ですので、ぜひ御参加いただきたいと思っています。

 チラシもお配りしていますが、こういう形で今年も認知症フォーラムを開催させていただきたいと思っています。

 

質問項目

 

4 鳥取砂丘東西周遊タクシー実証事業について

 

中村記者(日本海新聞)

 鳥取砂丘東西周遊タクシーの実証事業について、停留所をこの4つのポイントに絞ったのは、どういった理由があるのでしょうか。

 

市長

 ヤマタ鳥取砂丘ステイション、SANDBOX、それから砂丘会館、砂丘センター、それぞれ観光客の皆さんが利用されるポイント、施設になろうかと思いますので、この4か所を選定して周遊するタクシーを設定しました。

 

中村記者(日本海新聞)

 今だと、観光客の方って、やはり東側に集中する形だと思うのですが、そういった観光客の方が西側にも行きやすいように、この事業をされるという形ですか。

 

市長

 昨年、ヤマタ鳥取砂丘ステイションもオープンになりましたし、まだまだ砂丘西側の魅力が十分生かしきれていないということもありますし、少し東側と距離があり、その交通手段が確保されていない状況もあろうかと思いますので、そういったことも含めて、この二次交通の充実を図ることと、砂丘西側も併せて魅力を発信していく、体験していただく、そのような機会になることも期待しながら行うものです。

 

中村記者(日本海新聞)

 ちなみに、鳥取砂丘西側の魅力の発信ですが、観光客の方が来られて、今、どのように楽しめる地域なのでしょうか。

 

市長

 ヤマタ鳥取砂丘ステイションにはグランピングの施設等もございますし、SANDBOXでも色々な取組ができる魅力的なエリアですが、どうしてもやはり色々な施設等が東側に集中しており、まだまだこれからだと思っていますので、定時運行することによって、時には西側の色々な魅力にも触れていただきたく行うものです。

 

5 民間スイミングスクールを活用した学校水泳授業について

 

桝井記者(山陰中央新報)

水泳のことで、ちょっと不勉強ですみません。面白そうな取組なのですが、これは珍しいのでしょうか。すでにやっている自治体もありますと書いてあって、この近隣で、例えば山陰でやっているところがあるとか、鳥取市が先んじて取り組むとか、もし御存じであれば教えてください。

 

市長

 まず、本格的に実施している近隣の自治体となると、智頭町さんになるのかなと思っています。智頭町さんは町営の屋内温水プールを所有しておられて、民間事業者さんに委託して、このような取組を既に行っていますし、また、県内の他の3市においても、このような民間施設の活用について試行的に取り組んでいこうとしておられます。先ほども申し上げたように、全国的には既に同様の取組を導入している事例もあり、全国的にそういう実態にあると考えています。

 

富田記者(朝日新聞)

 今の民間スイミングスクールで、重ねてお聞きします。今回のモデル事業を通して何を検証されるのか、どういうところに課題や問題があるという御認識の上で、モデル事業を通して何を洗い出すのかを御説明いただければと思います。

 

市長

 従来行っている水泳の授業は、季節が6月から7月までの限定した期間に行っていますが、屋内の温水プールの場合、これは季節を問わず、また天候にも左右されず、年間を通して利用できる、授業を行うことができるメリットがあると思っています。それから、もう一つは、施設管理上の課題ですが、プールの老朽化が進んできているとなると、近い将来、なかなか使用が難しくなり大規模改修等も必要になります。そういったことを勘案すると、やはり民間のスイミングプールを活用させていただき、そこのインストラクターの方に御指導いただく選択肢もあるのではないかと考えており、それらを含めて検証し、実施が可能かどうかも見極めながら、できれば、順次、来年度からも対象となる学校を増やしていくことができないか検証するものであり、今年度末には、この3校でモデル的に実施した事業を検証して、その在り方について基本方針としてまとめていく予定としています。色々な面で検証してみたいと思います。ほかの授業等の関係に影響がないか、移動時間が必要になるので、そういったことも含めて、あるいは水泳はなかなか、得意な児童生徒、そうでない児童生徒もいらっしゃると思いますので、その辺を専門的なインストラクターの指導によって泳法がちゃんと獲得できるかなど、そういうことも見極める対象になるのではないかと思います。

 

富田記者(朝日新聞)

 ありがとうございます。

 重ねてですが、現状の御認識として、例えば子どもたちの安全面、猛暑でプールサイドが熱々のところで授業がもはやできなくなっているとか、そういうこともあるので、季節を替えてプールの授業ができないかという御認識でしょうか。

 

市長

 やはり近年、異常気象等があり、6月、7月で既に猛暑の状態が連日続いていますので、そうなると、季節を問わず、天候に左右されない民間プールのメリットがあるのではないかと思います。その辺りも、近年のこういった異常気象といいますか、異常な暑さが続く中での対応策になろうかと思います。

 

富田記者(朝日新聞)

 ありがとうございます。最後に重ねて、教職員の方の負担軽減ですとか、それから外部でプールの授業を行うことによる子どもたちへのリスクというか、安全面とか、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

 

市長

 プールで水泳の授業を行うとなると、やはり安全面に留意していくことはとても重要で、大切なことになります。そういった面での教職員の負担もあろうかと思いますので、教職員の負担軽減にもつながることになるのではないかと考えています。

 

6 鳥取砂丘周辺二次交通対策に向けた実証事業について

 

十石記者(NHK)

 御質問というより、ちょっと確認なのですが、最初の項目の実証事業で、この2つの実証事業の位置付けといいますか、1個目の観光シェアサイクルについては、鳥取駅や鳥取城、鳥取砂丘など、割と鳥取市街地周辺一帯が対象地域になるかなと思いますが、2つ目の周遊タクシーは、どちらかというと鳥取砂丘周辺のみが対象になっていると思うのですが、要は、1つ目は鳥取市全体で、2つ目は鳥取砂丘に絞ってというイメージで問題ないですか。

 

市長

 はい、そのようなイメージでお考えいただいたらよろしいかと思います。

 

7 路線価について

 

中村記者(日本海新聞)

 すみません、会見項目とはまた違うのですが、先日、路線価が発表されて、鳥取市だと栄町が一番高いけれど、4年連続下落という結果になって、まずこの受け止めをお願いできますか。

 

市長

 全国的には総じて地価は少し上昇傾向にあると考えられていて、県庁所在都市の中で最高路線価が下落したのは鳥取市だけではなかったかと思っていて、たしか9万1,000円で、前年に比べて3.2%の減だったと思いますが、少し下がったなと率直に感じたところです。一番高いときは90万円を超えていたときもありますので、桁が1つ違うぐらいの、その当時と比べると下落傾向にあると受け止めています。

 また、一方では、大都市の、特に東京都のほうでは銀座5丁目の鳩居堂の前が最高路線価だったと思いますが、あれがこのたび4,808万円だったですかね、となると、鳥取市の最高路線価が東京の500分の1以下ぐらいになるのかなと、単純比較で。そうなると、大都市は少し上昇ぎみですし、地方都市は少し下落といいますか、現状維持のような、二極化しているのではないかと受け止めたところです。

 

中村記者(日本海新聞)

 今、JR鳥取駅前の再整備を鳥取市さんが進めていると思いますが、こういった事業がこの路線価の下落を食い止めてほしいみたいな、やはりそういった思いもありますか。

 

市長

 あまり差ができ続けるということは、路線価や地価というのは経済活動を反映している指標の一つだと思いますし、やはりそういう活動が活発になると土地取引も発生し、それによって地価が少し上がるということだろうと思いますので、一つのバロメーターといいますか、経済活動等の状況を反映しているものと考えると、下落が続くというのは気になる、率直に申し上げてそのように思っています。

 

8 鳥取市長選について

 

桝井記者(山陰中央新報)

 これまでも度々聞かれておられるかもしれませんが、来年の春に市長選挙が予定されていて、今の時点で差し支えない範囲で、今の時点のお気持ちをお願いします。

 

市長

 いや、まだまだ先だなという感じもありますし、4月の会見でも同様の御質問をいただきましたが、まだまだそのような時期にはないのかなと。早い段階では、大体鳥取市では9月ぐらいですかね、今の私の任期が4月14日までですから、大体3月下旬か、ひょっとしたら4月のかかりぐらいの日曜日が投開票日になろうかと思います。逆算すると、半年前となると9月ぐらいですから、その辺りからどうだろうなという話が出てくるのかなと思っていて、現在のところ、今の市政の色々な課題の解決、事業の推進等色々あり、そちらに注力する状況にあって、なかなかそういった進退についてどうしようかと、考えるところには至っていないのが今の率直な気持ちといいますか、状況です。

 

 

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