鳥取市保健所管内における腸管出血性大腸菌感染症の発生について

ID：1758001364495

提供年月日：2025年9月16日

担当課：健康こども部鳥取市保健所保健医療課

担当者：福本・片山

外線番号：0857-30-8533

内線番号：6039

令和7年9月12日（金）から9月14日（日）までに、鳥取市内の医療機関から鳥取市保健所へ腸管出血性大腸菌感染症の発生届出が2件ありました。

この2名はいずれも食中毒の発生があった「グルメ＆コーヒー舶来屋」（安来市島田町427-1）の利用歴があります。

なお、令和7年の本症の県内発生は10・11例目です。

1　患者の状況

10	項　目	内　　容
	患者	20歳代（女性）
		住所地	鳥取市
	菌の種類	腸管出血性大腸菌　O157（ベロ毒素産生）
	経　　過	8月31日　　　「グルメ＆コーヒー舶来屋」を利用。 9月3日　　　　下痢あり。 9月5日　　　　腹痛、血便が出現。医療機関Aを受診。 9月6日　　　　発熱もみられ、医療機関Bを受診し帰宅。 9月7日　　　　症状持続し、医療機関Bを再診し入院。便検査を実施。 9月12日　　　 9月7日の便からO157（ベロ毒素産生）を検出。発生届受理。　　　　　　　患者は現在回復し、退院している。
11	患者	20歳代（男性）
		住所地		鳥取市
	菌の種類	腸管出血性大腸菌　O157（ベロ毒素産生）
	経　　過	8月30日　　　「グルメ＆コーヒー舶来屋」を利用。 9月4日　　　　腹痛、下痢の症状が出現。 9月6日　　　　発熱。 9月11日　　　下痢、腹部違和感が継続し、鳥取県衛生環境研究所で便検査を実施。 9月14日　　　医療機関Cを受診、9月11日の便からO157（ベロ毒素産生）を検出。　　　　　　発生届受理。　　　　　　患者は現在回復している。

2　今後の対応

　　鳥取市保健所において、他の有症状者の有無等について調査を行うとともに、二次感染予防の徹底を図っていく。

　　※ 患者のプライバシーの確保に十分な配慮をお願いします。

　　 報道機関各位におかれましては、以下の啓発についてよろしくお願いします。

【原因施設を利用した方へ】

〇現在胃腸炎症状がある方は、速やかに医療機関に相談するとともに保健所にご連絡ください。

【予防方法について】

○食品の加熱は十分に行ってください。

○調理をする際、食事の前には、十分に手洗いをしてください。

○下痢症状があった場合は、排便後の手洗いを十分に行うとともに、速やかに医療機関を受診してください。

○焼き肉・バーベキューの際のトング等の使い方で、生肉と焼けた肉等の共用は避けましょう。

＜参考事項＞

1　腸管出血性大腸菌感染症の令和7年における発生状況

（令和7年1月1日～9月7日）

　　○全　国：2,610名

2　鳥取県の状況（令和7年9月16日現在）　　　　　　　　　　　　（単位：人）

＊（　）内数は健康保菌者、再掲。

令和7年の発生状況（令和7年9月16日現在）

ぜひアンケートにご協力ください