鳥取市

平成29年10月27日の市長定例記者会見録登録日:

平成29年10月27日午前10時から、市役所本庁舎3階市政記者室

会見項目

質問事項

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会見項目

1.鳥取市シティセールス戦略の新たな取り組みについて

市長
 鳥取市は、今年2月に鳥取市シティセールス戦略を策定して、ブランドスローガン「SQのあるまち」のもとに、さまざまなサービスや鳥取市の魅力、あるいは地域資源の価値を向上させて、鳥取市の良好なブランドイメージの確立、普及に向けたシティセールスを進めていこうと職員一丸となって取り組んでいるところです。
 この取り組みの一環として、また平成30年4月に中核市に移行していくことを踏まえて、職員の意識改革や資質向上を図るための取り組みを開始することとしました。
 鳥取市の職員の信条、ブランドスローガン、職員の行動指針、アクションプランを記載したクレドカードを携帯することにより、職員の意識改革、資質向上を図ろうというものです。カードを携帯することにより、ブランドスローガンを常に意識して、行動指針に沿った行動をとることにより、山陰東部圏域の発展を牽引していく鳥取市の職員としての意識を高め、資質を向上させ、ワンランク上のサービスを提供する施策を展開できるようなことにつなげていきたいと考えています。
 職員全員がクレドカードを常時携帯していますが、各部、各課でも、アクションプランに基づくいろいろなテーマをつくってカードに記載しています。例えば職員課では、職員みずからのスキルアップをしていこうと、「いろいろな研修に積極的に参加して、職員みずからが目指す職員像を自分で発見していく」という行動内容を掲げていますし、観光戦略課では「職員一人一人が観光客の皆さんへおもてなしの心で接していこう」という行動内容を掲げています。こういったことを改めて課で掲げていくことによって、意識の向上を図っていく取り組みをしていこうとするものです。
 このSQのアクションプランですが、市民の愛着度向上、市民サービス満足度向上などの5つの目標を達成していこうと、各部、各課等でそれぞれの取り組むべき行動内容を決めており、年度末にその取り組みの実績を鳥取市のホームページで公表していくこととしています。

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2 地方創生ストリートミーティング“若手経済人”の開催について

市長
 今回は、若手経済人の皆さんと意見交換等をさせていただきたいと考えています。平成27年9月30日に鳥取市創生総合戦略を策定して、地方創生の取り組みを、現在進めています。総合戦略には、3つの柱がありますが、第1の柱に次世代の鳥取市を担う‘ひとづくり’を掲げており、これまで以上に市民の皆さんのいろいろな御意見に耳を傾け、市民の皆さんが主役となる地方創生の取り組みを積極的に推進していきたいと思っています。
 鳥取市には約9,300の事業所があり、それはほとんど中小企業、小規模企業と言われている比較的規模の小さな企業です。将来、鳥取市がもっと発展をしていくためには、この中小企業、小規模企業の活力が欠かせないと考えており、本年3月には鳥取市中小企業・小規模企業振興条例を制定して、中小企業、小規模企業の振興による地域経済の発展、雇用の創出に積極的に取り組んでいるところです。今回は鳥取市商工会議所青年部の皆さんと生産性の向上や人材の育成や確保・定着など、いろいろな課題について意見交換をさせていただきたいと思っています。日時は11月の9日木曜日、19時から、鳥取市役所本庁舎の4階の第4会議室で開催させていただきます。鳥取商工会議所青年部の皆さん、大体6名ぐらいの方に参加していただくこととしています。
 これからも、いろいろな分野の方、いろいろな世代の方との地方創生のストリートミーティングを行っていきたいと考えています。

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3 除雪計画の見直しを行い、市民生活の安心・安全を図ります

市長
 また冬の季節を迎えようとしており、雪の季節に備えるということで、このたび除雪計画を見直しすることとしています。
 まず、除雪路線、除雪作業基準などを見直します。今年2月に昭和59年以来33年ぶりの大雪に見舞われて、いろいろな問題、課題もあり、それらをいま一度検証しているところですが、その中で大雪時の除雪重点区間を決めていきます。これは鳥取大学の御協力もいただき、共同研究を行い、その研究結果をもとに、主要な幹線、重要な防災拠点、それを補完する幹線、主要施設、そして孤立集落へアクセスする道路、こういった部分を重点区間ということで、大雪になった場合には優先して除雪することにしています。
 また、除雪路線の追加ということで、新たな施設等も考慮した上、保育園、給食車の運搬・搬入の路線等々についても除雪を行っていこうと、改めて意義づけをしています。
 また、除雪作業に係る雪の量の基準について、現在、鳥取市では15センチの積雪を一つの目安にしていますが、素早く除雪に対応していくため、10センチから15センチとして、少し早目に、幅を持たせて除雪に入っていく体制にしていきます。
 また、中学校区ぐらいをイメージした一つのエリアの中に、3業者ぐらいの複数の除雪業者を配置して、大雪時の重点除雪区間の集中除雪、また機械故障等のトラブル時の救援等に対応できるような体制としています。エリア内で複数の除雪業者が連携して作業ができるような仕組みを確立していこうとするものです。
 2点目は除雪に係る情報収集、情報発信の強化ということです。GPS管理システムを導入して、160台の除雪機械にGPS端末を搭載し、各路線の除雪の状況が担当課で把握できるような体制にしていきたいと思います。このことによって、除雪状況に係る問い合わせ、また除雪機械にトラブルが発生した場合、いち早くそれを把握し、適切な対応ができるような体制にしていきたいと考えています。
 また、道路情報の収集、情報提供を、公式ホームページの地図情報サービスに除雪路線として掲載し、市民の皆さん等に情報提供していきたいと思っています。
 また、市内2路線にライブカメラ等を設置して、鳥取県の雪みちナビのシステムの中に組み込んでいただき、交通状況、積雪状況を把握するようにしたいと考えています。
 このように、市だけではなくて、国、県、一緒になって連携をしながら、こういった取り組みを進めていくことによって迅速、的確な対応ができるようになると考えています。大雪に対して引き続きいろいろな問題や課題も出てくるかもしれませんが、そのあたりをしっかりと検証しながら、これからも除雪作業を進めていきたいと考えています。
 また、市道が、1,700キロメーター近くの総延長ということになりますので、全路線を鳥取市が除雪するということが難しい状況にあります。こういった中で、地域の皆さん、市民の皆さんに御協力いただき、鳥取市の小型除雪機を活用して除雪を行っていただくということで、小型除雪機を毎年度、貸与させていただいているところです。現在333台の除雪機を貸与させていただおりますが、今年度から、3カ年かけてこれを増強していきたいと考えており、今年度は50台を予定しています。この3カ年で128台、もう少し需要があるように聞いていますが、しっかりとその必要な台数が配備できるように取り組んでいきたいと考えています。
 また、この小型除雪機を操作される方が限られていますので、除雪機の運転講習会を開催することとしており、除雪機の操作をしていただける方を今後もふやしていきたいと考えています。また、除雪機の定期点検等も市が行っていくこととしています。次の雪の時期にしっかりと備えていきたいと考えているところです。

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4 鳥取砂のルネッサンス2017の開催について

市長
 現在、鳥取砂丘砂の美術館の10周年記念事業の鳥取砂のルネッサンス2017を開催しており、砂の美術館駐車場でシンボル砂像が制作をされ、既に展示されているところですが、いよいよ来週から、さらにさまざまなイベントが開催されることとなっています。
 このイベントは、民間で組織されている鳥取砂のルネッサンス実行委員会と鳥取市が共同で開催させていただくこととなっており、官民一体となった取り組みで本市の観光振興と、中心市街地のにぎわいの創出、活性化を目指していきたいと考えています。松葉ガニのシーズンも11月6日に控えており、本市への誘客につながっていくことを期待しているところです。
 このイベントの中では、シンボル砂像の制作、また国内砂像選手権in鳥取、砂像サミットin鳥取、これらを鳥取市が直接担当しています。現在、鳥取駅前の風紋広場では、今月の20日から世界トップクラスの砂像彫刻家によりますシンボル砂像の公開制作が行われているところです。日米の文化をテーマに、日本では鳥取市出身の漫画家、谷口ジロー先生の肖像や作品群、またアメリカでは世界的に有名なバットマンなどのDCコミックのヒーローが大集結をした映画「ジャスティス・リーグ」をモチーフにした砂像が制作されており、このお披露目式を11月2日の木曜日、午前11時から完成した砂像の前で行うこととしています。このお披露目式では、バットマンなどのコスプレーヤーが登場することとなっています。
 また、11月3日金曜日から11月5日月曜日まで、3日間、鳥取では初となる国内砂像選手権in鳥取を開催します。一般の部では、全国での活躍の目覚ましい南さつま市、また秋田県三種町の皆さんなどを含む8組の皆さんが鳥取駅前風紋広場で、また、インカレの部では鳥取大学や鳥取環境大学を含む5組の皆さんが鳥取駅南広場で砂像の制作を行います。この中から次の世代を担う未来の砂像彫刻家が誕生していくことを期待しています。
 11月5日日曜日の正午からは、鳥取駅前バード・ハットで砂像サミットin鳥取と題し、砂の美術館総合プロデューサー、茶圓勝彦氏、また日本砂像連盟、加世田本部長、中村築氏などが「日本各地の砂像活動とまちづくり」というテーマでパネルディスカッションを行います。また、砂像を初めとした砂に関連する文化芸術活動を推進する共同宣言、砂の文化芸術推進宣言の採択や国内砂像選手権の表彰式を行うこととしています。
 また、実行委員会では、ちびっこ砂像選手権、サンド・アート体験コーナー、砂の落書きが光る新しい砂遊びということでサンド・エコー、こういったイベントも同時開催されることとなっており、これらの実行委員会の皆さんの取り組みにつきましては、この後、11時からまた詳しく御説明をいただくと伺っています。
 この鳥取砂丘砂のルネッサンスイベントについて、県内外から、多くの皆さんにお越しいただきますことを心より期待をしています。

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質問項目

5 鳥取市シティセールス戦略の新たな取り組みについて

横山記者(朝日新聞)
 クレドカードのアクションプランですけれども、その中のSQ目標は、毎年度策定するものだと思うのですが、これは数値目標のようなものではないのでしょうか。

市長
 目標達成で数値化ということでなくて、意識づけということでありますので、こういった取り組み目標、行動内容ということで、各課でそれぞれ所管しているいろいろな事務、仕事があり、共通の目標を認識することによって仕事の質を高めていこうとする取り組みですので、数値目標ということではありません。
 現在のところ、各課も定性的な目標を掲げて、行動内容とあわせて取り組んでいこうとしています。

横山記者(朝日新聞)
 空欄になっているところに各課同じものを、同じ目標を書くということなのでしょうか。

市長
 これは全職員に共通した行動指針と、各課のそれぞれ独自な目標、行動内容も掲げるような形にしています。

横山記者(朝日新聞)
 この取り組み実績ですけど、評価というのは、誰がどういった形で行って公表するんですか。

市長
 数値化した目標でどれぐらいの割合で達成したというような性質のものではありませんので、それを検証するということは今のところ考えていませんが、各部、各課でしっかりと進捗管理を行い、目標達成に向けて取り組めたかどうか、みずから検証してほしいと思っています。

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6 大雪への対策について

濱田記者(日本海新聞)
 豪雪対策の取り組みについて、大雪時の重点除雪区間の設定ということで、鳥取大学と共同研究とありますけど、鳥取大学からはどういうアドバイスをいただいているのですか。

市長
 重点区間というのは、どこも重点区間だとは思いますが、その中で一定の基準でもって、例えば防災とか主要な幹線とか、最優先で除雪が必要なところというようなところを改めて設定をして、そこを迅速に除雪していこうということです。
 また、孤立が心配されるような集落、そういったところにアクセスする道路、これも重点除雪区間と改めて位置づけているところであり、そこを明確にしていこうということです。今までもそういう認識のもとでやっているのですが、いま一度そういった区間を、11月上旬にはしっかりと明確にしていこうとしているところです。

濱田記者(日本海新聞)
 鳥取大学は、何か専門でそういう研究をされている先生がおられるのですか。

市長
 環境大学、鳥取大学等の知見を活用させていただくということで、今回はこの除雪の体制等について、鳥取市と共同研究という形で鳥取大学にお願いしたところです。

濱田記者(日本海新聞)
 今までもバス路線とか病院、学校なんかは優先道路で設定してあったと思いますけど、それをもう少し幅を広げるというようなイメージですか。

市長
 そうですね、いま一度それを明確にするということだと思います。

濱田記者(日本海新聞)
 除雪重点区間に設定されたところに関しては、優先的に除雪をするわけですよね。

市長
 そうですね。

濱田記者(日本海新聞)
 その一方で、除雪路線、追加をされますよね。

市長
 はい。

濱田記者(日本海新聞)
 重点区間も設定する、路線も追加をするとなると、業者の数が足りないと思うのですが。

市長
 区間を定めただけで、実際には除雪されないということではなくて、定めるからには、それがちゃんと実施できる除雪体制をきちっと整備していくことが前提になると思います。

濱田記者(日本海新聞)
 複数除雪業者を配置とありますけども、業者さんの数の大枠自体はふえるのですか。

市長
 必要だと思いますね。追加になれば当然そういうことを考えていく必要があると思います。

濱田記者(日本海新聞)
 ただ、除雪をできる事業者が今どんどん廃業していって数が減っていると思うんですけど、その確保は大丈夫なんですか。

市長
 今まで除雪に協力していただいた業者さんには、例えば入札等で加点するとか、インセンティブを付与するとか、いろいろな取り組みを行って除雪対応していただけるように努めてきたところですけれども、今回の大雪を契機として、いま一度、除雪機材等の確保や、除雪を行っていただける業者さんをできる限り多く、確保できるようにということが、今回の取り組みの前提になると考えています。

濱田記者(日本海新聞)
 ただ、除雪機材は、昔はどこも持っていましたけど、それを売り払っちゃってというとこも多いじゃないですか。例えば数をふやす上で、除雪機材の導入に補助を出すとか、そういうお考えもおありでしょうか。

市長
 例えば貸し付けとかも行っていますし、いろいろな形でお願いをしていく必要もあると思いますが、この重点路線の決定あるいは追加に対応できる体制はいろいろな形で確保していきたいと思います。

濱田記者(日本海新聞)
 機材の貸し付けというのは、市が持っている除雪機材ですか。

市長
 そうですね、そういうことも一つの方法で、従来からやっているところです。排土板とか。

濱田記者(日本海新聞)
 今もやっていらっしゃいますけど、その割合が少しふえるかもしれないということでしょうか。

市長
 そうですね、確保していただくのが一番いいのですが、状況を確認して、なかなか難しい場合には何か考えていくということが必要ではないかと思います。

園部記者(毎日新聞)
 関連してなんですけども、出動基準を「10センチから15センチ程度」にしたとありますけど、これ「15センチ程度」とはまた違う効果があらわれるのですか。

市長
 実は平成16年11月の市町村合併のときにも、9つの市町村で微妙にその基準が異なっており、鳥取市が15センチということを目安にしていましたのでそこに統一したのですけれども、そこにこだわらず、早い段階で対応できるようにということです。

園部記者(毎日新聞)
 早目にということですか。

市長
 10センチ前後で、その辺は素早く対応していくということに主眼がありますので、10センチぐらいというようなことで御理解いただければと思います。

園部記者(毎日新聞)
 市の除雪機械が約160台ですが、今後ふやそうということもありますか。

市長
 これをふやしていくというのは、業者さんも含めてなかなか難しいと思いますが、できる限り保有していただいたり、いろいろな機材を貸与させていただくようなことも考えていかなければならないと思っています。

園部記者(毎日新聞)
 今、具体的に目標とかはあるわけじゃないのですか。

市長
 そういうものはありませんが、先ほど申し上げたように、除雪対象の路線も追加しましたので、現体制でそれが可能なのか、あるいは迅速な除雪ということで、もう少し体制を整備していく必要があるのか、いま一度そのあたりも見きわめていかないといけないと考えています。

植田記者(NHK)
 2月の大雪で、全てこの項目をきちっとやれば、被害軽減はどのくらいできるのでしょうか。

市長
 どれくらい軽減できたかというような定量的なデータは持ち合わせていませんが、先ほど申し上げたように、一つのエリアの中でそれぞれ除雪作業を行っていただくというように、データをもとに連携してやっていくということで、かなり効率化を図ることができたのではないかと考えています。情報についても、一元管理ということがなかなかできていなかったことを一つの教訓としなければならないと思いますので、いろいろな取り組みを次の雪の季節にしっかり行っていくことによって、改善されるものは相当あると我々は考えています。

植田記者(NHK)
 2月の大雪では、県、国との情報共有が余りスムーズにいかなかったという反省点はあると思うんですけれど、幹線道路がきちっと除雪されないと、市道というのはなかなか手をつけにくいのでしょうか。

市長
 そういうこともあります。まず主要幹線道路が除雪されないと、生活道路も含めて支線的なところ除雪されても、車両が通行できるということにつながりませんので、まず優先すべきは主要幹線であるとか、そういうことを明確にして、協力しながら行っています。従来から国、県、市とも協力してきているところですけれども、今回の雪の場合でも、国土交通省さんからいろいろな形で支援していただき、除雪も直接、鳥取市の担当部分も行っていただいたり、そういうことも今回実施していただいていますので、今まで以上に連携をしっかりと行っていこうということです。それについては、GPS機能等も活用しながら、我々が情報をしっかりと把握していこうということです。

植田記者(NHK)
 国、県もやっぱりこういうGPSとか何か、機能を使ってということをやられるんですか。

市長
 先ほど申し上げたように、道路情報の収集ということで、細見、滝山開拓線、この2路線にライブカメラを設置することにしていますが、これは鳥取県のシステムの中に2カ所部分を入れていただき、県と市が連携した形で行うものです。除雪作業はしっかりと連携をとらないと、効率的な除雪につながらないということを改めて認識をしましたので、協力関係をさらにしっかりと強化していきたいと思います。

横山記者(朝日新聞)
 15センチの基準のところですが、前回の2月とかの大雪のときに、15センチで出動したら、やはりちょっと遅かったというような反省から、こういうことを決められたんでしょうか。実際そういう事例があったということでしょうか。

市長
 そうですね、深夜未明から体制をとって除雪するのですが、やはり早目に除雪の体制をとっていくということが早目の除雪につながるということであり、素早く対応していくということが目的です。

横山記者(朝日新聞)
 それと、除雪路線の掲載なんですけど、これは除雪した路線を何分か置きに市民の方に知らせるというようなシステムなんでしょうか。

市長
 除雪の対象になっている路線にはこういうところがあるということを、まず掲載をさせていただくものです。

横山記者(朝日新聞)
 除雪した、していないではなくて。

市長
 ええ、そういうこともできるようにしたいと思います。まず除雪対象としている路線がこういうところがあって、除雪ができたというようなこともお知らせする必要があると思います。

横山記者(朝日新聞)
 そうなると、GPSをつけたのは、これはどちらかというと、行政側のほうで把握しやすいためにつけたというのが大きいのか、市民の方がそこをすぐにわかるようにするためにGPSをつけたということなのか。

市長
 これは、両方ですね。鳥取市では。この約160台にGPS機能を搭載するということによって、今、全市的にどういう形で除雪が進んでいるのか、機材がどういうところにあるのかということを瞬時に把握できるような形にしておくものです。そのことによって、全市的な、効率的な除雪作業につながっていくということがまず一つあります。それから、そういう状況を市民の皆さんにも情報としてお知らせしていくことができるということで、両方が目的です。

濱田記者(日本海新聞)
 先ほど除雪の対応を素早くというのを心がけるというお話ありました。ただ、前回の豪雪のときに、雪を未明からかき始めて、かき終わった後の道路にまた積もってしまってというのも大きな問題だったと思うのですが。

市長
 はい、そういうことです。

濱田記者(日本海新聞)
 それで、実験的にたしか少し時間をいつもよりもおくらせてやると、今度は市民から、いつまで除雪しているんだという苦情があったということで、かなり道路課さんが頭抱えておられましたけど、その辺の対応というのは難しいと思うのですが。

市長
 そこがなかなか難しいところでして、最近は特に水分の多い、比較的温度が低くない雪が大量に、一度に降るというパターンもあり、それでいろいろな農作物等の被害も発生したりということがあったわけですけれども、降り方が変わってきており、いつのタイミングでということが従来の考え方では対処し切れないという状況にあるということは、我々も認識をしておかなければならないと思います。
 夜が明けて、通勤時間帯までにはちゃんと車両が通行できるようにということで、深夜から未明にかけて除雪するのですが、除雪をした後にまたどかんと降るというような場合もありますので、それはもう一度除雪しないといけないと。そこのタイミングがなかなか難しいと思います。

濱田記者(日本海新聞)
 隣の兵庫県ですと、特に日本海側は車もそんなに走ってないので、日中でも除雪をしますし、それに対して住民も認識、理解があるのでトラブルは起きてないんですけど。あと、一番大きいのが、道路を、かなり小さいところまで融雪をしているので、水が勝手に出てくるので、除雪後にそんなに降っても、水で全部解けてしまうっていうのが大きいかと思うんです。鳥取市も、一部では融雪がついていますけど。

市長
 そうですね、中山間地域、山間部のほうでは、水を流して道路の雪を解かすようなことが従来から行われているところもありますけれども。

濱田記者(日本海新聞)
 例えば今回設定される重点除雪区間には、そういうのを導入するというお考えはおありでしょうか。

市長
 なかなかそこまでは難しいと思います。流す水をどうやって確保するのかと。地下水等を確保してやっているところもありますが、新設してということまでは、この重点路線、特に幹線道路がほとんどになりますので、そこは難しいのかなと思っています。

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7 鳥取砂のルネッサンス2017について

濱田記者(日本海新聞)
 砂のルネッサンスの砂の芸術文化推進宣言ですけど、これを表明して、この後、鳥取がどういう働きかけをするとかっていうのは決まっているんですか。

市長
 まだこれからですが、砂像のまち鳥取ということを標榜していますので、広くそれを発信していくということを、この10期展示の大きな節目に改めて行っていきたいと考えています。また、砂像文化はもとより、砂をキーワードとした芸術文化はサンド・アートとかいろいろあると思いますので、そういった文化芸術の分野でも、さらに鳥取から発信していこうという趣旨のものです。

濱田記者(日本海新聞)
 例えば今ですと、砂の美術館があって砂像はイベントがあるときに発信してますけど、今、一部では子供たちを対象にした小さい砂像をつくったりするようなイベントがありますけど、この推進宣言後には砂像のアーティストをつくるとまではいかなくても、そういう制作体験とかを鳥取市としても事業化というか、後押ししていくというような考えはありますか。

市長
 まさにそういう取り組みがこれから必要だと思います。砂像制作の裾野を広げていくということで、次世代の砂像制作等を担っていただくような方をこれから育てていくということも必要になってくると思いますので、この砂像選手権等の中でも、次世代の未来の砂像彫刻を担っていただけるような方が誕生することも、大いに期待しています。また、子供たちにも、この機会にいろいろな形でこの砂像文化とか、砂の文化芸術に触れることで関心を持っていただきたいと思っています。

濱田記者(日本海新聞)
 じゃあ、市としても、次世代の砂像作家の育成というのに力を入れていくということですね。

市長
 そうですね。

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8 地方創生ストリートミーティング“若手経済人”の開催について

滝野瀬記者(時事通信)
 ストリートミーティングの件で若手経済人とありますけれども、大体何歳ぐらいの人で考えられていますか。

市長
 若手ということですが、大体40代までぐらいですかね。

滝野瀬記者(時事通信)
 商工会議所青年部ですか。

市長
 商工会議所青年部さんの年齢層だと御理解いただければと思います。

滝野瀬記者(時事通信)
 これまでもいろいろなストリートミーティングやっていますけれども、この話し合った内容とか協議した内容が具体的にどういうふうに生かされているのかというのはありますか。

市長
 例えば子育て中のお母さんに話を伺って、街中でのベビーカーの貸し出しとか、そういうものが必要ではないかとか、非常に細やかな部分ですが、できる限りいろいろな御意見をいただきながら、すぐ実行できるようなことは、鳥取市としても取り入れたり、実施したり、御意見とか御提言は限りなく市政のいろいろな場面で実現できるように心がけているところです。

滝野瀬記者(時事通信)
 今回はどういった話を具体にお伺いするかは書いてありますけれども、そういったような話題になるのでしょうか。

市長
 いろいろな話題、いろいろなお話をいただきたいと思っていますが、やはり基本は、地域経済の発展、雇用の確保・拡大などになると思います。鳥取の発展のため、中小企業、小規模企業さんは非常に貢献いただいていますし、そのような中でいろいろな課題や問題について、実際に私たちが現場の声を伺い、市政の中で反映させながら取り組んでいきたいと思っています。

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9 衆議院議員総選挙の結果について

植田記者(NHK)
 この前の衆議院選挙の結果なんですけれども、どのように捉まえておられて、今後、今度市長の選挙もありますけれども、2期目を目指してどのような連携をとっていかれたいというような思いはありますでしょうか。

市長
 結果についてですけれども、いろいろな経緯があったり、新しい政党が短い期間につくられたり、目まぐるしく状況が変化したというような感想も持っていますが、何よりも今、国内外でいろいろな課題、問題が日々発生していますし、状況も短いサイクルで大きく変化しているように思います。安全保障の問題、また社会資本整備。また、社会保障のありよう、こういったことも非常に重要な、避けて通ることのできない大きな国の課題であると思います。社会保障をどのように考えていくのか、負担はどういうふうに考えていくのか、そういうことが本格的に議論されるようなことも期待したんですが、なかなかそういう本格議論にはなってなかったようなことも感じていますが、それは新しい体制でしっかりと取り組んでいただきたいと期待もしています。

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