鳥取市の平成30年はどんな年だったでしょうか?
市民のみなさんに関わりの深い市政に関する出来事の中から、自治会や文化、福祉、教育、経済界などでご活躍中の11人が平成30年市政10大ニュースを選考しました。
本市は、平成30年4月1日に中核市へ移行し、新たな「鳥取市」がスタートしました。鳥取市保健所も新設され、ワンストップで迅速かつ充実した市民サービスを展開する体制も整いました。また、本市、県東部4町及び新温泉町の1市5町で「因幡・但馬麒麟のまち連携中枢都市圏」を形成し、医療、福祉、産業・観光、農林水産業、地域公共交通など各分野でさまざまな事業に取り組み、活力がみなぎり、発展し続ける圏域をめざしていくこととしています。
平成30年は台風や集中豪雨など自然災害の多い年でした。中でも平成30年7月豪雨は、記録的な大雨となり各地で土砂崩れや河川の氾濫など甚大な被害をもたらしました。本市においても、数十年に一度といわれる「大雨特別警報」の発表を受け、初めて全市域を対象に避難指示を発令し、災害発生に備えましたが、農道の法面崩壊、住居への浸水などのほか、河川など271箇所で崩落や損壊が発生し、市内全域にわたって大きな被害に見舞われました。
平成30年3月25日執行の市長選挙において深澤市長が再任され、「誰もが暮らしたくなるまち」「住んでよかったと思うまち」をめざして2期目の深澤市政がスタートしました。引き続き、市民に身近なサービスをより充実させ、より暮らしやすい魅力と活力のあふれるまちづくりに励むことで、「地方創生」を推進しするとともに「地域共生社会」の実現をめざし、さまざまな取組みを進めていきます。
9年間の義務教育過程の中で地域の実情にあった教育課程を学校独自に編成できる義務教育学校として、今年4月に「鹿野学園」が開校したほか、すでに小中一貫校となっていた「福部未来学園」、「湖南学園」の2校も、地域独自の教科を新設し、義務教育学校として新たなスタートを切りました。
鳥取砂丘周辺での自然体験や観光情報などの案内を行う「山陰海岸国立公園鳥取砂丘ビジターセンター」が、10月26日鳥取砂丘駐車場内にオープンしました。館内には、鳥取砂丘の成り立ちや生息する貴重な動植物を紹介する展示室などを備え、さまざまな事業を通じて鳥取砂丘の魅力を全世界に発信していきます。
平成30年11月18日、任期満了に伴う市議会議員選挙が行われました。今回の選挙では定数32に対し、35人が立候補。開票の結果、現職26名、新人6名が当選しました。改選後初の市議会は12月17日に開会し、正副議長が選出され、新たな体制での市議会がスタートとなりました。
防災、市民サービスの拠点となる市役所新本庁舎の建設工事が本格化しました。11月に庁舎棟基礎部分の免震装置設置が完了したほか、最上階までの鉄骨の組み上げなど、順調に工事が進んでいます。平成31年9月の工事完了後、10月から段階的に移転・開庁し、11月5日には全ての業務を新庁舎で開始する予定です。
鳥取砂丘コナン空港のターミナルビル一体化整備が完了し、7月28日にグランドオープンしました。グランドオープンに併せて、飲食店や売店が7店舗に増えたほか、情報発信・観光・賑わい・ビジネスの拠点としての機能が充実し、航空機利用者のみならず地元住民も楽しめる施設として生まれ変わりました。
平成18年から事業を進めてきた史跡鳥取城跡大手登城路復元整備の内、最初の成果である擬宝珠橋の復元が完成し、10月8日渡り初めが行われました。当日は、奴隊を先頭に、渡り初めが行われ、備州岡山城鉄砲隊による演武も実施されるなど、1000人以上の市民が来場し、新しい鳥取城跡のシンボル完成を祝いました。
平成29年度認定の「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」について、鳥取市を含む27自治体の構成文化財が新たにストーリーに追加され、認定内容の変更が認められました。今後は、関係機関と連携をはかりながら、日本遺産を通じた地域活性化事業に取り組んでいきます。
鳥取市自治連合会 | 会長 | 南部 敏 さん |
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鳥取市文化団体協議会 | 会長 | 本城 美佐子 さん |
鳥取市社会福祉協議会 | 会長 | 林 由紀子 さん |
鳥取市教育委員会 | 教育長職務代理者 | 藤井 喜臣 さん |
とっとり若者地方創生会議 | 会長 | 西岡 大穂 さん |
鳥取市政懇話会 | 委員 | 国森 洋 さん |
市政記者クラブ | 会員 | 中村 総一郎 さん |
市政記者クラブ | 会員 | 山本 公啓 さん |
市政記者クラブ | 会員 | 山田 直章 さん |
鳥取市議会 | 議長 | 下村 佳弘 さん |
鳥取市 | 市長 | 深澤 義彦 |