今月は、先月に引き続き、新本庁舎の敷地利用や各階配置についてご紹介します。
敷地利用は、国道53号に面し、鳥取駅に近い東側に庁舎棟と市民交流棟を配置し、西側には駐車場(来庁者用と公用車用)を設けます。来庁者用の駐車場は200台で、南側の市道から出入りします。また、100円循環バスくる梨のバス停を市民交流棟の軒先に設けるので、雨に濡れることなく庁舎棟にも市民交流棟にも入っていただけます。
7階建ての庁舎棟は、市民・福祉・税の総合窓口を1・2階に、防災関連諸室を3階に配置します。最上階の7階には、議会機能に加え、鳥取駅や久松山を眺められる展望ロビーを配置します。
2階建ての市民交流棟は、1階に売店や福祉作業所が運営する喫茶など、2階に多目的室や地元食材を使用するレストランなどを配置し、市民のみなさんが気軽に訪れ交流できる拠点とします。
庁舎棟は、大地震時の倒壊・破損と、設備の損傷や家具の転倒を防止し、市の業務を継続するために、市の施設で初めて免震構造を採用します。また、浸水対策として敷地の高さを周囲の道路より1.2m高くするとともに、3日間の連続運転が可能な非常用発電機を屋上に配置するなど、災害対策活動や行政機能が維持できる庁舎とします。
来月は、災害等の緊急時に防災対策の要となる新本庁舎の災害対策本部機能についてご紹介します。