5月12日に鳥取西インターチェンジから青谷インターチェンジまでの延長17.5kmが開通し、「山陰道鳥取西道路(延長19.3km)」が待望の全線開通となりました。新たな道路の開通により、沿線地域はもとより、本市全体にさまざまな効果をもたらすことが期待されています。
これまで、本市の西地域へ向かうための主要幹線道路であった国道9号では、通勤時間帯や観光シーズンの渋滞、事故などによる通行止めが度々発生することが問題となっていました。鳥取西道路の開通により代替路線が確保されたことで、これらの交通課題の解決が期待されるほか、救急車両の駆けつけ時間の短縮が図られるなど、地域の安全・安心な生活の確保へとつながります。また、鳥取自動車道と山陰道が結ばれ、本市西地域が高速道路ネットワークに加わったことで、交流人口の増加や、移動・物流の効率化による企業活動の活性化など、本市全体に多くの効果をもたらすことも期待されています。
鳥取西道路の開通に合わせ整備が進められてきた、本市3番目の道の駅「西いなば気楽里」が6月30日にオープンしました。「西いなば気楽里」は、地元農畜産物や海産物の加工品などを販売したり、鹿野・浜村・吉岡などの温泉資源を活用した足湯を設置するなど、地域の魅力が詰まった道の駅です。また、西道路を利用する観光客に向け、本市西側の玄関口として観光情報や地域情報を発信することで、地域の観光振興や賑わいづくりにつなげていくこととしています。
鳥取県東部の旧国名は因幡国。「西いなば」は因幡国の西側のエリアを言います。この夏は「西いなば」のグルメや温泉など魅力的な観光スポットを訪れてみてはいかがですか?
青谷町には青谷浜と井出ヶ浜という2つの美しい砂浜があり、晴れた日に歩くとクックッという音が鳴る、「鳴り砂」の浜です。
青谷町の芦崎は、江戸時代から明治時代にかけて日本海海運で活躍した北前船の寄港地として日本遺産認定の地となっています。
浜村温泉は、500年の歴史を誇ります。美しい白鷺が傷を癒やしたという言い伝えがあり、「鷺の湯」とも呼ばれています。
子守神社の大イチョウは、全国でも最高クラスの樹高を持ち、50メートルに迫らんとする高さは圧巻です。
鹿野町には、因幡の名峰「鷲峰山」を望み、かつての城下町に湧く温泉があります。
あおや和紙工房では、紙すき体験をはじめ和紙に関するさまざまな体験が楽しめます。季節ごとにテーマを変えた企画展も開催されます。
道の駅で食べられる「塩サバ定食」は、地元酒ノ津加工の塩サバが使われており、芳醇な旨みが広がる逸品です。
鹿野城下町にある夢こみちでは、鹿野特産のすげ笠をお盆に見立てた「すげ笠御膳」が人気。地元の山菜などをご賞味ください。
8月31日(土)まで開催中!
詳しくは「鳥取西道路開通観光キャンペーンポータルサイト」をご覧ください。