鳥取市は明治22年10月1日に、全国で36番目の市として誕生し、今年10月に130周年を迎えました。
これまでの歩みは、決して平坦なものではありませんでした。大正時代の度重なる千代川の氾濫、昭和18年の鳥取大地震、昭和27年の鳥取大火など幾度となく大災害に見舞われました。先人たちはその都度、不屈の精神力と努力により立ち直り今日の礎を築いてきました。そして私たちは新しい令和の時代に、未来に向かって発展していこうとしています。
とっとり市報では、7月号から「市制130年のあゆみ」のコーナーで、市制施行からの大きな出来事を紹介してきました。今月号では、130年の歩みを年表と写真で振り返ります。
日清戦争勃発 | 明治22年10月 | 鳥取市制施行(とっとり市報7月号掲載) |
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明治29年12月 | 鳥取歩兵第四十連隊設置【写真(1)】 | |
日露戦争勃発 | 明治37年 | 北脇永治さん20世紀梨栽培に着手【写真(2)】 |
明治40年5月 | 仁風閣建築 皇太子行啓(とっとり市報8月号掲載) | |
明治43年1月 | 佐治村誕生 | |
明治45年3月 | 山陰線(現在の山陰本線) 京都出雲間全通 | |
第一次世界大戦勃発 | 大正元年9月 | 千代川氾濫による洪水【写真(3)】 |
大正4年10月 | 上水道竣工(とっとり市報9月号掲載) | |
大正7年9月 | 千代川氾濫による洪水、美歎水源地決壊 | |
大正9年10月 | 第1回国勢調査(人口7万1476人) | |
大正10年4月 | 鳥取高等農業学校開校 | |
大正11年12月 | 2代目市役所庁舎落成【写真(4)】 | |
大正15年11月 | 千代川改修起工式 | |
昭和3年4月 | 福部村誕生 | |
昭和6年3月 | 千代川新河道に切り替え | |
昭和7年7月 | 因美線全通 | |
第二次世界大戦勃発 | 昭和9年9月 | 新袋川通水 |
終戦 | 昭和18年9月 | 鳥取大地震【写真(5)】 |
昭和24年6月 | 鳥取大学開学(学芸・農・医の3学部) | |
昭和27年4月 | 鳥取大火 | |
昭和28年7月 | 広域合併(市周辺15ヵ村編入) | |
昭和30年3月 | 河原町、用瀬町、青谷町誕生 | |
昭和30年7月 | 気高町、鹿野町誕生 | |
昭和32年1月 | 国府町誕生 | |
東京五輪開催 | 昭和39年9月 | 3代目市役所庁舎落成 |
昭和40年8月 | 第1回鳥取しゃんしゃん祭【写真(6)】 | |
昭和41年10月 | 鳥取大学統合移転 | |
大阪万博開催 | 昭和42年7月 | 県営鳥取空港開港 |
昭和53年11月 | 鳥取駅高架完成【写真(7)】 | |
昭和54年8月 | 全日空 東京直行便就航 | |
昭和60年10月 | 第40回国民体育大会(わかとり国体)開催、11月には第21回全国身体障害者スポーツ大会(わかとり大会)開催【写真(8)】 | |
バブル崩壊 | 平成元年7月 | '89鳥取・世界おもちゃ博覧会【写真(9)】 |
平成4年8月 | 山下佐知子さんバルセロナオリンピック女子マラソンで4位入賞【写真(10)】 | |
阪神・淡路大震災 | 平成7年7月 | わらべ館開館、バードスタジアム完成 |
平成7年8月 | 全国高等学校総合体育大会開催 | |
平成10年10月 | 第22回全国育樹祭開催 | |
平成12年7月 | 鳥取市歴史博物館「やまびこ館」開館 | |
平成13年4月 | 鳥取環境大学開学 | |
平成14年10月 | 第17回国民文化祭夢フェスタとっとり開催 | |
平成16年11月 | 1市8町村合併、人口20万人突破【写真(11)】 | |
平成18年4月 | 白兎と河原町高福に道の駅同時オープン | |
平成21年4月 | 2009鳥取・因幡の祭典、世界砂像フェスティバル開催【写真(12)】 | |
東日本大震災 | 平成22年10月 | 山陰海岸が世界ジオパークに認定 |
平成23年10月 | 第31回全国豊かな海づくり大会開催 | |
平成23年11月 | 殿ダム完成 | |
平成24年4月 | 公立鳥取環境大学設立、砂の美術館開館 | |
平成25年3月 | 鳥取自動車道全線開通 | |
平成25年9月 | 第30回全国都市緑化とっとりフェア開催 | |
平成30年4月 | 中核市鳥取市誕生 | |
平成30年10月 | 鳥取砂丘ビジターセンターオープン | |
令和元年5月 | 第30回全国「みどりの愛護」のつどい開催 | |
令和元年5月 | 麒麟のまち圏域のストーリーが日本遺産に認定 |
現在の立川町五丁目に設置されていました。後方は面影方面で右には練兵場が広がっています。
千葉県松戸市で発見された苗木を、松保村の北脇永治さんが購入し栽培したのが始まりです。
度重なる千代川の氾濫に、河川改修を求める住民運動が盛んになり、大正15年、改修に着手されました。
モダンな市役所庁舎が落成しました。山陰地方では最初の鉄筋ブロック建築物です。
夕食準備の頃鳥取市を中心とする大地震が起こり、同時に火災も発生。全国各地から救援が駆けつけました。
市民が気軽に参加できる祭りとして開催。第3回目は公設運動場(現在の県立博物館)で一斉傘踊りを行いました。
鳥取駅の高架化により駅の南北市街地の一体化が図られ、賑わいある県都にふさわしい玄関口となりました。
わかとり国体は天皇陛下ご臨席のもと、わかとり大会は皇太子ご夫妻ご臨席のもとそれぞれ開催されました。
市制施行100周年を記念して開催した世界おもちゃ博覧会では、60万人以上の入場者で大盛況でした。
鳥取市出身の山下佐知子さんがバルセロナオリンピックで4 位に入賞し、市民に夢と希望を与えてくれました。
鳥取県東部の6町2村との合併により、山陰地方で初めて人口20万人を突破しました。
鳥取自動車道開通を見越して「砂のまち鳥取」をアピールするため、世界砂像フェスティバルを開催し35万人が来場。