鳥取市歴史博物館やまびこ館は、平成12年にオープンし、これまでに鳥取の歴史や文化にまつわるさまざまなテーマを取り上げて展示してきました。地下常設展示室では、当時最新のコンピューターや映像を駆使した展示で、近世を中心に、鳥取の歴史や風土を紹介してきました。「青い乗物(シミュレーションライド)」は、記憶にある人も多いと思います
今回のリニューアルでは、「展示ゾーン」のほか新たに「まなびのひろば」を整備しています。
「展示ゾーン」では縄文時代から現代まで鳥取市の歴史のエッセンスを、映像や模型、豊富な資料で紹介しています。
「まなびのひろば」では、参考図書コーナーや、やまびこ館が制作した映像、資料の検索、パズルやすごろくなどを通して歴史を学び、来館されるみなさん自身が、自由に学習・体験することができます。またイベント会場として、講演会やワークショップ、ミニ展示会なども行っていく予定です。
まなびのひろばは無料で利用できますので、お気軽にお立ち寄りください。
縄文時代~現代まで見どころいっぱいです!
やまびこ館地下の新たな常設展示室では、縄文時代から現代までの鳥取の歴史を実物資料と一緒に紹介しています。リニューアルにあたっては、平成16年の市町村合併で新たに編入された地域の資料も数多く取り入れました。市内各地域の貴重なお宝や情報が紹介されており、市民のみなさんに楽しんでいただける内容になっています。
今回、天正9年の鳥取城攻めの時の、羽柴秀吉の包囲網を一望できる模型を新たに製作しました。また、従来展示してきた鳥取の城主池田家の展示もさらに充実させています。そして、鳥取で起こった自然災害に関す
るコーナーを新たに設けるなど、鳥取市内各地のさまざまな歴史に触れることができます。みなさんのご来館を心よりお待ちしています!

展示内容をちょっとだけ紹介!
- ●先史(縄文・弥生・古墳時代)
- 栗谷遺跡出土遺物をはじめ、鳥取出土の貴重な考古遺物を展示しています。
- ●古代(奈良・平安時代)
- 平安時代の因幡国司・平時範の因幡での仕事を紹介するアニメーションが視聴できます。
- ●中世(鎌倉・室町・戦国時代)
- 鎌倉~織田・豊臣期までの因幡の歴史を紹介しています。「渇え殺し」と称される羽柴秀吉の包囲網の模型をご覧いただけます。
- ●近世(江戸時代)
- 鳥取城主池田家から、城下町と農村、職人や町人の文化まで、江戸時代の鳥取を幅広く展示しています。城下町の移り変わりを模型と映像で紹介するコーナーは必見です!
- ●近代・現代(明治〜)
- 鳥取県再置などの明治維新以降の歴史、戦時中や戦後の人々のくらしを紹介していきます。


