健康寿命と生活習慣病
健康寿命という言葉を知っていますか?健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。
日本人の平均寿命と健康寿命
平成28年の調査において、日本の健康寿命と平均寿命の差は、男性ではおよそ8歳、女性ではおよそ12歳であることが分かりました。
自分らしく、いきいきと毎日を過ごすためには健康寿命を伸ばすことが大切です。
健康寿命を伸ばすためには、生活習慣病を予防することが必要です。生活習慣病は、食生活や運動習慣、休養の取り方、喫煙、飲酒などを原因とする偏った生活習慣が引き起こす病気のことです(ただし、病気の発症には遺伝や外部環境などの複数の要因も関与しています)。主な病気として、がん(悪性新生物)・脳血管疾患・糖尿病・COPD(慢性閉塞性肺疾患)などがあります。
生活習慣病は本市の死因の高い割合を占めるとともに、治療のために多額な医療費が必要な病気です。また、頻繁な通院や入院が必要になり、自分らしく豊かな生活を送ることができなくなってしまいます。
健康づくりの主役はみなさんです。元気にいきいきと生活する将来を思い描き、今日から運動や食生活といった生活習慣を見直して、健康寿命を伸ばしましょう。
主な生活習慣病患者1人当たりの年間医療費(平成29~令和元年度平均)
生活習慣を見直せば、これらの医療費の負担を減らせる可能性があります。
本市の死因別死亡割合(平成29年)
本市の死因割合のうち、がん・心疾患・脳血管疾患の3大死因は、5割を占めます。